[新製品・サービス]

2010年7月15日(木)

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ハイエンドモデル「BS2000fx」の特徴は次のとおり。

1. システムの効率的な集約や迅速なシステム構成変更を実現
   システム拡張ファブリックでサーバブレードとI/Oボードを接続することで、システム要件にあわせ、I/Oボードを各サーバブレードへ割り当てることが可能となる。これにより、周辺システムと多数のI/Oボードを必要とする大規模な基幹システムを効率的に集約・統合することができ、システムの投資対効果を高める。
   また、サーバブレードとI/Oボードの割り当てを、GUI操作で行う「ファブリック・コンソール」により、I/Oボードの搭載場所やサーバブレードとの配線などを変更することなく迅速かつ容易なシステム構築や構成変更を可能とし、運用管理コストを低減する。
    
2. 「N＋1コールドスタンバイ」構成のシステム構築費用を低減
   障害時に予備システムへ切り替え、業務を継続できる「N＋1コールドスタンバイ」構成では、従来、I/O構成が異なる業務システムごとに、予備システム用のサーバブレードとI/Oボードを用意する必要があった。「BS2000fx」では、予備システムに切り替わる際、現用システムのI/Oボードを予備システムに引き継ぐことができるため、予備システム用のI/Oボードを用意する必要がなくなり、システム構築の費用を低減することが可能である。
    
3. 日立サーバ仮想化機構Virtage（バタージュ）連携による運用管理の容易化
   Virtageによる仮想サーバを異なる物理サーバブレードに移動する際、仮想サーバが占有しているI/Oボードを移動先でもそのまま利用できる。これにより、従来I/Oボードの移動の際に必要であった煩雑なネットワーク設定などを不要とすることで、システムの計画保守などを実現でき、システム管理者の負荷を軽減する。

「BS2000fx」により、銀行、証券の勘定系システムや企業、社会インフラなどの基幹システムを周辺システムも含め効率的に集約・統合できるほか、プライベートクラウド基盤においてもI/Oボードなどのリソースを柔軟に利用できる。同製品では、サーバシャーシ最大4台（サーバブレード最大32台）とI/Oボードを増設するI/Oスロット拡張装置最大8台（I/Oボード最大128枚）を、システム要件に応じ自由に組み合わせてシステムを構築できる。1台のサーバシャーシと1台のI/Oスロット拡張装置による構成から提供されるので、ユーザーの業務規模に応じたシステム構築が可能である。

「高性能サーバブレード」の強化について

「BS2000」と「BS2000fx」で利用できる「高性能サーバブレード」を強化し、現行の2倍となる最大4台のサーバブレードでのSMP（Symmetric Multi Processor）接続を可能とした。これにより、最大64コア／8プロセッサー、最大1TBのメモリを搭載するSMPサーバとして利用することができ、業務処理量に応じ、迅速に性能を拡張することが可能である。

新製品の価格（税込み）と提供開始時期は次のとおり。

「BS2000fx」（標準サーバブレード選択時の最小構成）の価格は、546万8400円～。
提供開始予定は、10月29日（Virtageの仮想サーバを異なるサーバブレードに移動できる機能は12月末より提供が開始される）。

「BS2000」、「BS2000fx」標準モデル用高性能サーバブレード（4ブレードSMP構成）（OSレスモデル）の価格は、1163万4000円～。
提供開始予定は、8月31日。

なお日立は、2010年7月22日～23日に東京国際フォーラムで開催する「日立uVALUEコンベンション2010」において、「BS2000fx」を出展するとしている。

BladeSymphony
http://www.hitachi.co.jp/products/bladesymphony/

サーバ仮想化機構Virtage
http://www.hitachi.co.jp/products/bladesymphony/virtual/virtage.html

Harmonious Cloud
http://www.hitachi.co.jp/products/it/harmonious/cloud/

「日立uVALUEコンベンション2010」
http://hitachi-uvcon.com/

日立製作所
http://www.hitachi.co.jp/