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ITHDグループ、クラウドテレフォニー事業の第1弾として着信管理サービスを発表

2010年7月27日(火)IT Leaders編集部

ITホールディングスグループ(ITHDグループ)のTISとインテックは2010年7月26日、同グループが推進する「クラウドテレフォニー」事業の第1弾サービスとして、SaaS型の着信管理サービス「Callノート」を8月2日より共同で提供開始すると発表した。

ITHDグループでは、新規事業として、電話機・電話網の「音声」とWebを統合した高度な音声コミュニケーションを提供する「クラウドテレフォニー」を展開している。音声コミュニケーションをはじめとするテレフォニー技術をWebシステムに組み込むことにより、Webに新たな付加価値を付けたクラウドサービス群およびプラットフォームとして提供するというもの。

今回、発表された着信管理サービス「Callノート」は、コールセンターなどにかかってきた顧客の電話に対し、その着信電話番号からどの媒体を見て電話をかけてきたかを瞬時に確認できる仕組みを提供する。サービスや商品のキャンペーン、問い合わせなどで利用する電話番号を、Webサイトや紙媒体など、媒体ごとに個別設定することで、顧客がどの媒体の情報から電話をかけてきたのかを把握し、その着信情報から顧客ごとの電話対応も可能にする。また、電話番号ごとの着信履歴を管理することもでき、その情報を効果測定やマーケティングなどに活用することも可能。

サービスの主な機能は以下のとおり。

  • 仮想電話番号の作成と転送:電話番号を載せたいWebサイトや紙媒体ごとの仮想電話番号を作成し、電話着信時に指定番号への転送を行う。
  • 音声ガイダンス:仮想電話番号を掲載する媒体ごとに、電話対応者向け音声ガイダンスを任意で設定。それにより、コールセンターなどの電話対応者は、電話応対前に音声ガイダンスを通して、顧客がどの媒体を見て問い合わせてきたかを瞬時に把握可能となる。
  • レポート機能:電話番号ごとの着信履歴を蓄積し、分析して、レポートとして確認することが可能。どの電話番号からの着信が多かったかなどを把握し、媒体の分析や効果測定、マーケティングなどにも活用できる。
  • 外部システム連携:仮想電話番号の新規発行、転送先電話番号の登録・変更、番号転送の一時停止からレポートファイルのダウンロードまで、一連の機能を簡易API(Application Program Interface)で提供。企業は自社の業務システムとのシームレスな連携が可能となる。

「Callノート」サービスの利用料金は、初期契約料が30万円、月額基本料が10万円から、通話料は10円/3分(通話先が固定電話の場合)。ほかに、仮想電話番号発行手数料、仮想電話番号管理費用(月額)等が必要となる。

同サービスのシステムでは、電話転送機能をスケーラブルかつ安定的に提供するための電話基盤を備えており、ユーザー企業は同時に1000回線以上の大規模な電話利用も可能とのこと。TISとインテックは、Webや電話を活用してサービスを提供している企業や、コールセンターなど電話を通して顧客対応を行っている企業などをターゲットに、同サービスを展開する。なお、同サービスはすでにリクルートが運営するグルメサイト「ホットペッパー FooMoo」において採用されている。

ITHDグループでは、今後提供するクラウドテレフォニーの新たなサービスに、Callノートの電話基盤を活用していく予定。新たなサービスとして、Callノートと連動するソリューションの開発も進めており、2010年中にはサービスを提供開始する予定とのこと。

「ホットペッパー FooMoo」
http://www.hotpepper.jp/

インテック
http://www.intec.co.jp/

TIS
http://www.tis.co.jp/

ITホールディングス
http://www.itholdings.co.jp/

 

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