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日本ビューホテル、基幹業務システムにNECのホテル総合クラウドサービスを採用

2010年7月28日(水)IT Leaders編集部

日本ビューホテルと日本電気(NEC)は2010年7月27日、日本ビューホテルがNECのホテル総合クラウドサービスの採用を決定し、2011年4月より同サービスの利用を開始すると発表した。

 NECのホテル総合クラウドサービスは、ホテルの宿泊予約システムや顧客管理システムなど各種業務システムと、デジタルサイネージ(電子看板)、音声サービス(PBX)などの付加価値サービスをメニュー化し、それらをネットワーク経由で提供するもの。日本ビューホテルは、第一弾として、宿泊システムや宴会システムなどの営業系システムと、売上分析、会計などの管理系システムなど、ホテルの基幹業務に関わるシステムをサービス型で利用する。

 発表によれば日本ビューホテルは数年後の株式上場を計画しており、経営の可視化、内部統制の強化に取り組んでいる。基幹業務システムの見直しを進めていくなかで、できる限り資産を持たずに、最新のシステムをサービス型で継続的に利用でき、またこれまで各ホテルで個別に導入していたシステムを統一しグループホテルで共通のシステムを利用できる環境を模索していたとのこと。

 NECのホテル総合クラウドサービスにより、宿泊・宴会・レストラン・顧客関係の営業系システムだけでなく、ホテル業務に必要な売上分析・売掛・購買・会計・債務・人事給与・固定資産などの管理系システムまでフルサービスで利用することで、システムの運用・管理費を抑えることが可能となる。また、音声サービスやデジタルサイネージなどの周辺ソリューションも利用できる、サービスメニューの拡張性も評価された。

 日本ビューホテルでは今後、テレビ会議システム、社内ネットワークやデジタルサイネージなども順次サービス型で導入することを検討している。またNECは、今回の実績を活かし、ホテル総合クラウドサービスで顧客の各種ニーズに応えていく。

日本ビューホテル
http://www.viewhotels.co.jp/

日本電気(NEC)
http://www.nec.co.jp/

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