[技術解説]

実践ノウハウ―7つの勘所 PART04

2010年8月17日(火)

BPM導入7つの勘所 「着眼大局・着手小局」で成果を積み重ねる 「モデリングで力尽き、肝心のプロセス改善まで至らなかった」「プロセスを可視化したものの、粒度がばらばらで使い物にならない」——。なぜ、多くのBPMプロジェクトは失敗に終わったのか。どうすれば成功させられるのか。数多くのBPMプロジェクトを見てきた筆者が、6事例からあぶり出した実践テクニックを明かす。

BPMプロジェクトを検討中の方々が一様にこぼすのは、国内事例の少なさである。各ベンダーから提供される海外事例は背景となる文化の違いが気になって、そのまま参考にするには抵抗があるようだ。そこで本稿では、筆者が調査または体験した国内の成功事例、失敗事例からの考察を提示したい 。

考察のベースとしたのは、精密部品メーカーや消費財メーカー、金融サービスなど6社の事例である。このうち3社は、細かい揺り戻しはあれど、当初方針が見直されることなく継続している成功事例だ。残る3社は失敗事例である。ヒアリングの結果、残念ながら取り組みが頓挫、あるいは大幅な見直しを余議なくされていることから失敗と判断した。

これら6事例の成功と失敗の分岐点を詳細に分析した結果、成功事例に共通する13の取り組み姿勢・行動が明らかになった(図4-1)。筆者はこの結果をさらに煎じ詰め、BPM実践の成否を分ける7つの勘所にまとめた。以下で順に解説しよう。

BPMを成功させる5つの視点と13の行動
図4-1 BPMを成功させる5つの視点と13の行動

ポイント1:目的図で狙いを明確化

BPMを成功させるうえで最も重要なのは、狙いや目標を明確化してプロジェクト内で共有することである。BPMを成功させた3社はいずれも、その狙いを達成するための業務改革手法としてBPMを選択し、システム導入はその実現手段である、というコンセンサスが、初期段階において主要関係者の間で成立していた。失敗事例では全く逆で、BPMによって何を達成できるかが曖昧なまま取り組みを始めており、システム導入または業務プロセスの可視化自体が目的化してしまっていた。

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