[編集部の生産性倍増奮闘記]

「iPadに3Gを後付けする」の巻:第19回

2010年8月4日(水)川上 潤司(IT Leaders編集部)

Wi-FiオンリーのiPadを使い始めたものの、やはり3Gデータ通信機能もほしくなってしまった…。ということでモバイルWi-Fiルーターを手に入れた顛末です。

 iPadを使い始めて早くも2カ月あまりが経過しました。私が入手したのは3G通信機能を内蔵しないWi-Fiオンリーのモデル。オフィスや自宅には無線LAN環境があるし、ソフトバンクWi-Fiスポット(BBモバイルポイント)を契約時から24カ月無料で使えることになっているので、当初はそれで十分だと思っていました。ところが、1カ月ほど前から、やはり3Gデータ通信の環境も整えたいという欲望が湧いてきたのです。毎日、片道30分の電車通勤をしており、できればその車中で随時メールをチェックしたり、Webサイトを見たりしたい…。

写真1:手のひらに乗る大きさのPWR-100

 その解決策として考えたのは、無線LANのアクセスポイントとしても機能する携帯型データ通信端末、いわゆるモバイルWi-Fiルーターを手に入れる方法です。イー・モバイル、ソフトバンク、日本通信などなど、ここにきて選択肢が広がり始めた製品や通信サービスの情報を調べている中で、興味を引いたのがNTT東日本の「光ポータブル」です。

 ハードウェアは、バッファローとエヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム(NTTBP)が共同開発した「ポータブルWi-Fi(DWR-PG)」。これとほぼ同等品を、NTT東日本が同社のインターネット接続サービス「フレッツ光」契約者向け(自分はこれに相当)に月額315円でレンタルするというものです。バッファローブランドの「DWR-PG」を量販店で購入する手もありましたが、3万7000円(市場価格でも3万円台前半)という価格に即断できず、結局は光ポータブルを選択することにしました。

写真2:データ通信用のSIMカードを本体内に挿入

 申し込みからやや待たされたものの、7月27日に自宅に到着。NTT東日本としての製品名は「光LINK PWR-100」になっていました。同社の公衆無線LANサービス「フレッツ・スポット」(月額210円)も同時契約したので、これからは毎月525円を支払うことになります。3G回線については別途用意せねば…。

 すぐにドコモショップに足を運び、データ通信用のSIMカードの契約です。選んだのは「定額データプラン スタンダード バリュー」に、2年縛りの「定額データ スタンダード割」。最小1000円~最大5985円のプランです(今はキャンペーン中につき、最初の1年については最大4410円が適用される)。さらにプロバイダとしてドコモのmopera U(月額525円)にも加入しました。

 ちなみに、当初はSIMカード単体での契約を考えていたのですが、そのドコモショップでは、日本エイサーのネットブック「Aspire One 532h 」とのセットキャンペーンを展開しており、105円で入手可能だったので、結局これをチョイスしたのでありました(またガジェットが増えてしまった…)。

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