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米ノベル、Amazon EC2上でのSUSE Linux Enterprise Server提供を発表

2010年8月14日(土)IT Leaders編集部

ノベルは2010年8月13日、米ノベルがボストンで開催中のLinuxConにおいて、Amazon Web Services(以下、AWS)が「SUSE Linux Enterprise Server」の時間課金とサポートの提供を開始することを明らかにしたと発表した。これにより、企業や独立系ソフトウェアベンダ(ISV)は、企業規模を問わず、利用時間に応じた料金を支払うだけで、Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)上でSUSE Linux Enterprise Server 10および11を稼働できるようになる。

AWSのSUSE Linux Enterprise Server提供は、世界中のすべてのAWSリージョンにおいて、あらゆるインスタンス・サイズで利用できるようになるということである。加えて、ノベルはAWS上でメンテナンス・サービスを提供するので、顧客企業は自社のSLESインスタンスで常に最新のセキュリティパッチやバグフィックス、新機能の適用を確保できる。

ノベルは、同社の企業向けLinuxディストリビューションを簡単に購入できる環境と、最も広範なサポート・オプションを提供する。Amazon EC2ユーザは、最初にライセンス契約への合意を別途行うことなく、Amazon EC2上で企業向けLinuxインスタンスのメンテナンス・サブスクリプションを購入することができる。また、サービス事業者は、SUSEクラウドプログラムを通じて、ノベルのテクニカル・サポートの再販あるいはノベルのノウハウを活用した自社サポート・サービスの提供によって、SUSE Linux Enterprise Serverインスタンスを拡充することができる。

ノベルは、SUSEクラウドプログラムを通じて、クラウド事業者に対して、認定済みのLinuxアプリケーション、またSUSE Studioというクラウドベースのワークロード構築のための強力なソリューションを備えた多用途なLinuxプラットフォームを提供している。SUSEクラウドプログラムに参加している企業は、Amazon Web Service以外に、欧州のFujitsu、IBM、Tencent、Vodacom Businessなどがある。

ノベルは、このSUSEクラウドプログラムやSUSE Studioを通じて、クラウド事業者が、顧客企業の購買スピードを高めるような差別化されたサービスを提供することへの支援を目指している。一方、企業は、SUSEクラウドプログラムによって、ファイアウォールの内側で物理と仮想の双方に共通のLinuxプラットフォームを利用することができ、さらにクラウド上でそのLinuxを、利用課金に基づいて利用できるようになる。

ノベル
http://www.novell.com/ja-jp/home/

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Novell / AWS / Amazon EC2 / SUSE / Linux

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