[新製品・サービス]

NTTデータ、動画共有サイトへの不正投稿を自動検出するコンテンツ特定サービス

2010年8月17日(火)

NTTデータは、動画共有サイト事業者向けに、自社サイト上に投稿される音楽や映像などのメディアコンテンツを自動的に特定して、第三者が著作権を有するコンテンツの不正投稿を監視する「コンテンツ特定サービス」の提供を2010年8月16日より開始した。

「コンテンツ特定サービス」では、サイトにファイルが投稿される際に内容を自動的に解析し、あらかじめデータベースに登録された楽曲や動画の特徴情報と照合することで、ファイルに含まれている著作物を特定する。それにより、第三者が著作権を有するメディアコンテンツの不正投稿の有無を検知することが可能。同サービスはすでに、2009年10月より国内の動画共有サイト「ニコニコ動画」に対し試験運用として提供されており、そこで得られた知見をもとに、今回新たに動画共有サイト事業者向けに展開する。

同サービスには、NTTコミュニケーション科学基礎研究所が開発した「ロバストメディア探索技術(RMS技術)」が用いられている。ロバストメディア探索技術(RMS技術)とは、音や映像から抽出した特徴データ同士を高速に照合することで、音や映像の断片に既知の特定の音や映像が含まれているかどうかを判定できるというメディア探索技術。

同サービスは、メディアファイルから抽出した特徴データと、データベースに格納したオリジナルコンテンツの特徴データとを照合することにより行われ、NTTデータは、これら特徴データの抽出機能および照合機能を提供する。具体的なサービスの流れは以下のようになる。

  1. 動画共有サイト事業者は、NTTデータが提供する特徴抽出プログラムを用いて、対象となるコンテンツから特徴データを抽出し、NTTD探索設備に登録する。
  2. 次に、動画共有サイトに投稿されるメディアファイルも同様に特徴データを抽出して、NTTD探索設備に送る。
  3. RMSシステムは、登録されたコンテンツが送られてきたファイルに含まれているかどうかを検出し、結果を動画共有サイトに返す。

なお、特徴データの抽出と照合は、音と映像の両方で行う。抽出されたデータは非可逆であり、元の素材に復元することが不可能なため、オリジナル素材が流出する心配はないとのこと。また、音声と映像両方の特徴データでファイル内容を判断するため、ファイル名の変更や、多言語化が行われていた場合のほか、字幕・テロップの付与、投稿動画特有の編集などが追加されたファイルでも検知できるという。

これまで、インターネット上のコンテンツ不正流通対策については、流通状況を把握し、必要に応じて該当コンテンツの削除を動画サイト事業者側に依頼、事業者側で依頼に基づき削除を実施するのが通常だったが、同サービスにより違法性を含むメディアコンテンツの流通を未然に防ぐことが可能となる。

また同社では、不正防止だけでなく、コンテンツ特定結果から、関連する商品情報や広告と連動させて、動画共有サイト事業者の新たなサービスの展開に貢献していくことも目指し、海外も含めたさまざまな動画共有サイトへのサービスの展開を図っていく。


NTTデータ
http://www.nttdata.co.jp/index.html

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