[中国電脳事情]

【中国電脳事情】クラウド産業戦略初期計画 北京市が策定

2010年9月16日(木)足立 治男

─ 京華時報 7/10 北京市経済情報化委員会ソフトウェア処長の姜広智氏は、「祥雲プロジェクト」と呼ばれる北京市クラウド産業戦略の初期計画策定が完了したと、「中関村クラウド産業技術連盟」成立大会の席上で述べた。同連盟も本プロジェクトの重要な役割を担う。

同氏によると、北京市は北京科学技術大学の産業パークを新たなクラウド産業基地の建設予定地とし、十社以上のクラウド技術研究機構と数十社の新興企業を誘致し、100億元のクラウド産業を形成させる計画である。北京市が、企業やベンチャーキャピタルによる海外の先進的なクラウド企業の買収を積極的に推奨している点が特徴だ。

北京市におけるクラウド関連ビジネスを2段階に分けて発展させることを構想。2010〜12年の「整備段階」では北京市を全国のクラウドセンターとすることを目標とする。続く2013〜15年は「発展段階」とし、500億元の産業規模と、2000億元規模の全体的な産業チェーンを形成させ、世界でもトップクラスのクラウド産業基地を目指す。

EMSのフォックスコンが深センから内陸部へ大規模移転?

─ 済南日報 7/1、北京晨報 7/2、広州日報 7/7、華夏日報 7/10 他

総従業員数80万人を有する世界最大のEMS(電子機器受託生産)工場で、米アップル社製品の生産でも知られるフォックスコン(富士康)。同社が、深セン工場(40万人規模)を中国内陸部に分散移転させるとの情報が7月初頭から複数のメディアで取り上げられている。河南省鶴壁市の市政府Webサイト上に、フォックスコンの新工場建設に伴う30万人規模の従業員募集告知が掲載されたことが発端だ。

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