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ブロケードが100GbE向けのハイエンド・ルーター「MLXe」を出荷、100GbEカードは2011年上半期出荷

2010年9月28日(火)

ブロケードコミュニケーションズシステムズは2010年9月15日、大規模データ・センターに向いたルーター機器のハイエンド機種「Brocade MLXeコア・ルータ」を出荷するとともに、100GbEポート・モジュール「Brocade 100GbEブレード」の受注を開始した。100GbEブレードは2011年上半期に出荷する。価格はいずれも非公開。開発会社は、米Brocade Communication Systems。

Brocade MLXeコア・ルータは、同社製シャーシ型ルーター機器(L3/L2スイッチ)のハイエンド機種である。100GbE(100Gビット・イーサネット)を利用する大規模な領域に向く。並売する既存機種「Brocade MLX」(旧NetIron MLX)と比べ、バックプレーン容量やスロット当たりの容量を2倍に向上させるなど、性能を高めた。

スロット数に応じて、4、8、16、32スロット(ハーフ・スロット)の4つのモデルを用意した(既存のMLXと同様)。32スロット・モデルの主要スペックは、バックプレーン容量が15.36Tビット/秒、スロットあたりの容量が480Gビット/秒、など。100GbEポート数は最大32ポートで、このとき、100GbEブレード(フル・スロット大に2ポートを実装)を16個搭載する。

2011年上半期に出荷する100GbEブレードは、Brocade MLXe、Brocade MLX、Brocade NetIron XMRの3機種で利用可能なポート・モジュール。フル・スロット大に2ポートを実装する。1台のモジュールに搭載する2個のポートを同時に利用できるのは、Brocade MLXeとの組み合わせにおいてのみ。他機種で使う場合は、1ポート分の価格で、1ポートを利用するかたち。

なお、MLXeを含むシャーシ型ルーター機器は、複数のシャーシを束ねて仮想的に1台のルーターとして利用できるようにするMCT(マルチシャーシ・トランキング)機能を利用できる。ネットワーク構成(中継数など)がシンプルになるため、運用管理性が高まるほか、通信遅延などを削減できるようになる。

2011年11月には、規模や用途が異なる各種のLAN環境やSAN環境を同時に管理可能なソフト「Brocade network Advisor」を出荷する。構内の無線/有線LAN、広域のMPLS、FC-SAN、FCoEなどを単一画面で統合管理できる。価格は、現時点では未定。

写真1 Brocade 100GbEブレードの外観
写真1 Brocade 100GbEブレードの外観
写真2 Brocade MLXeコア・ルータ(32スロット)の外観
写真2 Brocade MLXeコア・ルータ(32スロット)の外観
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