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日本財団、サイト運営用コンテンツ管理システムをクラウド化

2010年9月29日(水)IT Leaders編集部

NECビッグローブ(以下、BIGLOBE)は2010年9月28日、社会福祉・教育などの活動団体を幅広く支援する日本財団のコーポレートサイトを効率的に運用するコンテンツ管理システム(以下CMS)を、BIGLOBEのクラウド基盤上に構築したことを発表した。BIGLOBE基盤上で提供するクラウド型サービス「CMS All in One for WebRelease」を活用することで、サイト内コンテンツの更新時間短縮化と管理・運用の効率化を実現したという。

日本財団は、社会福祉・教育・文化などの活動、海や船に関わる活動、海外における人道活動や人材育成の3つの分野を中心に事業を推進。また、NPOやボランティア団体の活動を助成している。そしてこれまでは、数万ページを有する自社のコーポレートサイトと、サイト内のコンテンツ制作や更新を行うCMSを、自社のサーバで管理・運用していた。

今回BIGLOBEは、同社の「CMS All in One for WebRelease」とクラウド構築・運用ノウハウを活用し、第一弾として日本財団のCMSをBIGLOBEのクラウド基盤上に短期間で構築した。このクラウド化により、財団ではサイト更新時間が大幅に短縮したほか、サーバを保持する必要がなくなったため、管理・運用コストが削減できたとしている。
 
今回のクラウド化によるメリットは、次のとおり。

  • 信頼性、拡張性の高い基盤上でコーポレートサイトを提供
    日本財団のサーバ環境で提供していたCMSを、BIGLOBEのクラウド基盤上に1カ月で構築。BIGLOBEのクラウド基盤上でサイトを運営することで、24時間365日対応の監視体制により信頼性の高いサイト運用が実現できるだけでなく、柔軟なリソース拡張が可能なため、サイトのページ数増加やアクセス数増加を気にすることなく利用できる。
  • 管理・運用コストを削減
    CMSを先進のサーバ群で構成されているBIGLOBEのクラウド基盤上に構築したことにより、サイトアップロード時間が3分の1に短縮。さらに、セキュリティ対策やメンテナンス作業といったサーバ運用などの煩雑な作業がなくなったため、管理・運用コストを削減。

日本財団は今後、Webサーバ、DBサーバなどのクラウド化も検討予定している。なお、BIGLOBE調査データでは、WebおよびCMSサーバのクラウド化によるコスト削減効果は3年間で約30%とのこと。

BIGLOBEのクラウド型サービス「CMS All in One for WebRelease」は、ウェブサイトを自社で運営する企業などを中心にウェブサイトのクラウド化を図るなど、今後3年間で100社へ導入し、サイト構築を含めて5億円の売上を目指すとしている。
 
「CMS All in One for WebRelease」の料金(税込)は次のとおり。

【BASICプラン】
サイト数:無制限。ページ数:500ページ以内。
初期料金は5万2500円、月額料金は5万2290円。
WebRelease2 Workgroup Editionのライセンス料金は52万5000円。

【PLUSプラン】
サイト数:無制限。ページ数:無制限。
初期料金は5万2500円~、月額料金は10万4790円~。
WebRelease2 Enterprise Editionのライセンス料金は315万円。


CMS All in One for WebRelease
http://business.biglobe.ne.jp/webintegration/cms/

日本財団
http://www.nippon-foundation.or.jp/

BIGLOBEビジネスサービス
http://business.biglobe.ne.jp/

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