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日立、IFRS対応 中堅企業向けERPパッケージ「GEMPLANET Ver.2」を発表

2010年9月30日(木)

日立製作所(以下、日立)は2010年9月29日、企業グループ・中堅企業向けERPパッケージ「GEMPLANET Ver.2」(ジェムプラネット バージョン2)において、IFRS(国際財務報告基準)に対応した機能強化版を2010年10月1日から販売開始すると発表した。今回の機能強化により、IFRS導入で必要となる、IFRSと日本基準という複数の会計基準への並行対応を一元的に実現することで、企業の円滑なIFRS対応を支援するとしている。

2015年度でのIFRSの強制適用が予想されており、会計基準にIFRSを採用する検討が、上場企業を中心に本格化してきている。特に、日本においてIFRSを採用する場合、単体の会社法に基づく開示は日本基準、連結での金融商品取引法に基づく有価証券報告書の開示はIFRS、と異なる基準への対応が必要となる。そのため、IFRSの採用は早期適用をめざす上場企業だけでなく、連結する非上場子会社まで影響されることになる。

そこで日立は、国内の企業グループや中堅企業を対象とした会計システムにおいて、日本基準に加え、IFRSアドプション(採用)へも対応可能な製品を提供する。これにより、2012年度から早期適用を行う企業グループ・中堅企業は決算期において、日本基準での財務諸表作成とIFRSでの財務諸表作成を並行して行うことが可能になる。

「GEMPLANET Ver.2」の強化機能は次のとおり。

「GEMPLANET Ver.2」は、1つのシステム内において、複数の会計基準に応じた機能を用意することにより、企業の円滑なIFRS導入を実現するものである。具体的には、「帳簿機能」および「償却管理機能」といった従来は単一だったものを複数対応へと強化している。

  1. IFRS、日本基準の決算を同時に実施できる「複数帳簿機能」
    同機能により、1つの会計伝票よりIFRSと日本基準、それぞれの勘定元帳へ同時転記を行い、それぞれの差分仕訳も登録することができる。これにより、煩雑な複数帳簿の管理に悩まされることなく、IFRS、日本基準の決算を同時に実現する。
  2. IFRS、日本基準それぞれに対応した固定資産の「複数償却管理機能」
    固定資産の償却において、IFRSでは経済的耐用年数(実態に即した耐用年数)、日本基準では経済的耐用年数と税法基準耐用年数(税法で定められた対応年数)が適用される。同機能は、基準毎に異なる償却計算を行い、それぞれの基準に対応した勘定元帳に会計伝票を転記することができる。
  3. その他の強化機能 : コンバージェンス(国ごとに異なる基準を修正する)対応機能
    (1) 過年度財務諸表の遡及修正を行う機能
    過年度に遡った財務諸表における仕訳の修正、および帳票出力を行う。
    (2) 過年度の償却計算の再実行、償却計算結果の再出力を行う機能
    過年度に遡り償却計算を再実行し、それを受けた財務諸表の修正と帳票出力を行う。
    (3) 財務諸表における「包括利益」を作成、出力する機能
    財務諸表へ新たに加わる「包括利益(純資産価値の増減等)」などの利益項目へ対応し、「包括利益計算書」の作成および帳票出力を行う。

日立は、今後のIFRSの改正についても、順次、必要機能を追加していくとしている。

「GEMPLANET Ver.2 会計管理」の価格(税込み)は、210万円~。
「GEMPLANET Ver.2 固定資産管理」の価格(税込み)は、105万円~。
出荷開始時期は、2011年4月1日。


「GEMPLANET Ver.2」
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日立製作所
http://www.hitachi.co.jp/

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