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サイベース、データウェアハウス用DBの最新版「Sybase IQ 15.2」を発表

2010年10月15日(金)IT Leaders編集部

サイベースは2010年10月14日、データウェアハウス(DWH)用データベースの最新版「Sybase IQ 15.2」を開発し、同日より出荷開始すると発表した。

「Sybase IQ」は、大量データの保存および高速な分析を実現するデータベース。規模や用途に応じて「Small Business Edition」および「Enterprise Edition」の2種類が提供される。

最新版「Sybase IQ 15.2」では、PythonやPerlをはじめとする主要なWebプログラミング言語のサポートにより、様々なWebアプリケーションのバックエンド・システムとしてWebに親和性の高い分析環境を実現する。また、必要な情報への迅速なアクセスを可能とするリアルタイム・ローディング機能、他のDBからのデータの移動やコピーなしに迅速に情報へアクセスできるクエリ連携機能も提供。

同社は、同製品の提供により、分析の用途や対象となる情報の範囲を拡張し、企業の意思決定をさらに正確かつ強力に支援する。

なお、同バージョンより、Enterprise Editionにおいては、物理マシン上にある複数CPUの一部分に対してライセンスを行う「サブキャパシティ・ライセンス」が適用される。これにより、コア単位でのライセンス利用が可能となり、社内クラウドなどの仮想化環境において、さらに低価格で高性能な「Sybase IQ」の利用が可能となる。

同製品の主な機能強化点は以下のとおり。

  • Web対応分析
    Python、Perl、PHP、ADO.net、OLE-DBといった主要なプログラミング言語へのサポートが拡張された。開発者は、迅速かつ容易にプロトタイプ・モデルの開発・テストが可能となり、動的な分析アプリケーションをWebに展開できる。これにより、容易に同製品をバックエンド・システムとした、Webベースの分析アプリケーション構築が可能となる。
  • リアルタイム・ローディング
    異種DB間でデータ移動を実現する「Sybase Replication Server」と組み合わせてリアルタイム・ローディングを行うことで、様々な情報への迅速なアクセスと分析が可能となる。
  • クエリ連携
    データの移動や制限によってこれまで利用できなかったデータソースに、即座にアクセスできるようになる。ユーザーは、DWHにデータを移動したりコピーしたりしなくても当該情報にアクセスできるため、分析範囲が広がり、企業データをより全体的に把握した上で意思決定が可能となる。

同製品の価格は従来と同じで、「Sybase IQ Enterprise Edition」が 1,008万円/チップより、「Sybase IQ Small Business Edition」が840万円/チップより。


サイベース
http://www.sybase.jp/

 

 

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