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キヤノンMJが中小企業のIT活用を支援、複写機と連携するなどして業務効率を向上

2010年10月15日(金)IT Leaders編集部

キヤノンマーケティングジャパンは2010年10月14日、グループウェアやセキュリティなどの機能を提供するソリューション「HOME」を発表した。2009年12月に発表した「HOME」の機能を拡充し、主にITの導入が進まない中小企業での活用を見込む。

 「HOME」は3つのメニューで構成する。1つはSaaS型の企業ポータルだ。スケジューラや設備予約、掲示板などの機能をポータル画面から提供する。新版はWebサービスなどのログインに必要なIDとパスワードを管理する「HOME-Link」機能を追加。Webサービスごとに異なるIDとパスワードを事前に登録しておけば、ポータル経由でIDやパスワードをその都度入力せずにログインできる。

 複写機との連携機能も追加した。同社が扱う複写機「imageRUNNER ADVANCE」に送られてくるFAXを自動でスキャンし、ポータル上からFAX内容を確認できる。「スキャンしたドキュメントは全文検索の対象となり、ポータルから必要なFAXのみを探し出せる」(BSマーケティング統括本部 ドキュメントソリューション企画部 HOME・インターネット企画課 主任 村上啓之氏)という。

 そのほかオプションとして、クライアントのUSBメモリーの使用を制御したり、インストールしたアプリケーションを把握したりする資産管理機能や、ネットワークカメラを遠隔操作してポータルから映像を確認できる機能などを用意する。

 2つめは導入/運用の支援サービスである。IT管理者がいない中小企業を想定し、使い方や手順が分からない利用者をサポートする。電話やメールで問い合わせがあった顧客に対し、口頭による解決支援はもちろん、システムを遠隔操作して設定作業まで行う。

 3つめはセキュリティ機能である。顧客のネットワーク内にUTM(統合脅威管理)用ハードウェア(フォーティネット社の「FortiGate」を使用)を設置。ファイアウォールやアンチウイルスといった外部からの攻撃を防ぐ機能を備えるほか、社員が不正なWebサイトへアクセスするのを防止したり、WinnyなどのP2Pソフトの利用を制御したりする。

 提供形態は、3つのメニューをセットで提供する「HOME type-U」と、セキュリティ機能を省いた2つを提供する「HOME type-P」の2種。type-Uの月額料金は1万2000円、初期費用は6万円。type-Pの月額料金は3200円、初期費用は1万2000円。ともに5ユーザー分のライセンスを含む。

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