[新製品・サービス]

NTTデータとリアライズ、「セマンティック・データ統合サービス」を提供

2010年10月20日(水)

NTTデータとリアライズ社は、複数システム、複数フォーマットに分散したデータを整理・統合する「セマンティック・データ統合サービス」の提供を開始すると発表した。

「セマンティック・データ統合サービス」は、リアライズの10年以上に渡る知見と500以上のプロジェクト実績、NTTデータのシステムインテグレーション・上流コンサルティング実績をもとに、データ統合の方針・計画・手順策定~実行~新運用開始・業務の定着までの一連の活動を体系化・ツール化して提供するサービスである。さらに、NTTデータグループでは、2010年8月にシステム開発ソリューションTERASOLUNAに「基本構想からのデータ移行ガイドライン」を追加し、グループのトータルサービスとして提供する。

また、複数の情報システムにバラバラで管理されているデータだけではなく、紙で保管されているデータや社員のパソコンに格納されがちな大量のデータである「契約情報」、「カタログ・マニュアル情報」、「設備設置情報」、「法人(取引先)情報」もサービス対象とし、順次対象データを拡大していくという。

「セマンティック・データ統合サービス」の概要は次のとおり。

2010年8月、リアライズの500以上に及ぶプロジェクト実績に基づき、NTTデータグループのシステム開発ソリューションである「TERASOLUNA」に「基本構想からのデータ移行ガイドライン」を追加し、知識体系化・ツール化を完了した。同サービスは、当該標準・知識体系・ツールを活用して効果的・効率的なサービスを実現している。

■ データ統合のレベル

データ統合には、「一般的なデータ統合レベル」、「ノーテーションレベル」、「セマンティックレベル」の3段階のレベルが存在する。同サービスでは、情報の活用効果が高い「セマンティックレベル」までをサポートし、一連のデータ統合をワンストップで提供する。

  • 「一般的なデータ統合レベル」 : 複数システムに分散されているデータを統合する。
  • 「ノーテーションレベル」(表記レベル) : 現状データの表記に基づき、データを統合する。
  • 「セマンティックレベル」(意味レベル) : 現状データの表記は違うが同じ意味または同じ分類として整理できるように、データを統合する。

■ サービス内容

  • データ統合の方針・計画・手順策定
    現状データの所在、保管形式および現状データの「中身」の状態を把握するとともに、データ統合後のあるべき姿を明確化し、データ統合の方針および計画を作成する。そして、データ統合の具体的な手順を作成する。
  • データ統合の実行
    手順に基づき、標準類やツールを活用した効果的・効率的なデータ統合を実施する。
  • 新業務運用開始・業務の定着
    活用可能なデータ状態を維持できるようにするための、組織・体制定義や、運用マニュアル化、教育支援を実施する。

■ 対象データ

「契約情報」、「カタログ・マニュアル情報」、「設備設置情報」、「法人(取引先)情報」をファーストステップの対象とする。以降、すでに実績がある「製品情報」、「部品情報」などに順次拡大する予定。


リアライズ
http://www.realize-corp.jp/

NTTデータ
http://www.nttdata.co.jp/index.html

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