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日本オラクル、ハードウエア一体型DB検索システム「Exadata」の第3世代を出荷

2010年10月20日(水)

日本オラクルは2010年10月20日、ハードウエアを一体型としたデータベース・システムの新版「Exadata Database Machine X2-8」を出荷した。DWHや大規模OLTPなど、大容量データを高速に検索する用途に適する。新版では、ハードウエア性能を高めたほか、データ暗号化や性能監視/リソース最適化など新機能を追加した。価格は、最安価モデル「Exadata X2-2」で3358万6971円(税込)など。

Exadata X2-8は、大容量データに対する高速検索に主眼を置いた、ハードウエア一体型のデータベース・システム。アーキテクチャは非対称型で、前段にSMP構成のDBサーバー機群を配置し、背後に、自前でDB検索機能を備えたストレージ・ユニット群を配置する。両者は、InfiniBandで接続する。前段のDBサーバーにストレージから検索対象データのすべてをロードする必要がないため、大容量データの検索処理が高速化する。

今回の新機種では、CPUなどのハードウエア性能を高めるとともに、データ暗号化と、性能監視/リソース最適化の、2つの機能を追加した。

データ暗号化と性能監視/リソース最適化を追加

追加機能の1つは、データ暗号化機能。CPU(Xeon 5600シリーズ)が備える暗号化アクセラレータ機能を用い、データ暗号化/復号をハードウエア処理する。ハードウエア処理により、全データを暗号化/復号しても、性能の劣化がないとしている。DBサーバー側(暗号化/復号)とストレージ・ユニット側(復号)の両方で利用する。

もう1つの追加機能は、性能監視/リソース最適化。個々のアプリケーションが要求する平均レスポンス・タイムを、SLA(サービス・レベル契約)として定義しておくことで、性能監視の値がSLAのしきい値を割り込んだ際に、割り当てリソースを変更する改善策を提示する、というもの。

個々のアプリケーションごとにSLAの目標値と現在の性能値が分かるため、これを利用して最適なリソース配分策を導き出す。リソース再配置後に個々のアプリケーションのレスポンス時間がどうなるかを含めて、個々のアプリケーションへのリソース分配ポリシーを管理者に提示する。リソース分配ポリシーには、時間帯に応じてアプリケーション負荷の動向が変わるといったルールも設定・運用できる。

第3世代でハードウエア性能を拡張

なお、今回の新機種は、Exadataの3世代目に相当する。ハードウエアには、自社製(米Sun Microsystems製)のPCサーバーを使う。2009年1月に出荷した初期版(米Hewlett-Packard製サーバー機を使用)、2009年11月に出荷した「Version 2」(米Sun Microsystems製サーバー機を使用)に次ぐものとなる。

新機種は、全4モデルで構成する。まず、DBサーバー部のプラットフォームの違いに応じて、1Uサーバー(2ソケット)を8台用いた下位機種「Exadata X2-2」(3モデル)と、5Uサーバー(8ソケット)を2台用いた上位機種「Exadata X2-8」(1モデル)を用意した。

上位機種のExadata X2-8を構成するサーバー機群の主な仕様は、以下の通り。DBサーバー部は、8ソケット機「Sun Fire x4800」×2台で、全部で128コア、メモリーは2Tバイト。ストレージ・ユニット部は、「Exadata Storage Server」×14台で、全部で168コア、ディスクは336Tバイト。

4モデルの価格は、以下の通り。Exadata X2-2のクオーター・ラックは、3358万6971円(税込)。Exadata X2-2のハーフ・ラックは、6157万6114円(税込)。Exadata X2-2のフルラックは、1億1195万6571円(税込)。Exadata X2-8(フルラックのみ)は、1億6793万4857円(税込)。

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