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アイロンマウンテンがeDiscovery市場に注力、エージェント不要のアーカイブ製品を拡充

2010年10月22日(金)

グローバル化が加速する中、企業は国際訴訟に備え、保有する膨大なコンテンツから必要な情報を迅速に提出できる体制を整えなければならない――。こう指摘するのは、アイロンマウンテンデジタル 日本法人代表のガース・ラムジー氏だ。同社は、クラウドストレージを中核としたビジネスを展開。オンラインバックアップやリカバリー、データ暗号化ソリューションなどを提供する。2010年2月にはアーカイブ製品を提供するミモザシステムズを買収。ミモザのメールアーカイブソフト「NearPoint」をポートフォリオに追加し、今後はeDiscovery(電子情報開示)分野を注力していく考えだ。

「NearPoint」の最大の特徴はメールシステムにエージェント(プログラム)をインストールすることなく、メールをアーカイブできる点だ。例えばExchange Serverを対象とする「NearPoint for Microsoft Exchange Server」の場合、Exchange Serverを設定しさえすればメールをアーカイブできるという(ただし、Exchange 2010にはエージェントが必要)。

NearPointは、Exchange Serverがメールをストレージに保存する際のトランザクションログを取得する。このログをアーカイブサーバーに転送し、ログをもとにメールを復元、アーカイブ用ストレージに保存する。「競合するメールアーカイブソフトの多くが、メールデータを取得するためにメールをコピーするジャーナリングの設定やエージェントを必要とする。この場合、メールシステムに負荷をかけることとなり、膨大なメールが流通する大規模システムにおいてはボトルネックになりかねない。物理的に大容量のメールを転送することがないため、ネットワークの負荷も軽減できる」(事業計画部 部長 徳久賢二氏)という。

メール以外のコンテンツをアーカイブすることも可能だ。Exchange Serverが保有する連絡先やユーザーのスケジュール、タスクなども保管できる。「訴訟や監査において証拠を提出する際、メールとともにユーザーの当日の行動なども付随して提供できる」(徳久氏)。

エンドユーザーの利便性にも配慮する。アーカイブデータはMicrosoft Outlookの画面から検索できるほか、ブラウザからもアクセス可能。Microsoft Outlookのない環境でも必要なメールを検索、活用できるという。また、NearPoint導入前の、PCに保存する過去のメールについても「NearPoint導入後、PCをクロールしてアーカイブデータとして取り込める」(徳久氏)。

アイロンマウンテンデジタルは今後、クラウドストレージをアーカイブ先にすることも視野に入れる。「NearPointが取り込む大量のメールなどのコンテンツを、クラウド上にアーカイブできるようにする予定。自社内にアーカイブ用ストレージを長期間保持するより、運用や安全面において有効だ」(ラムジー氏)と強調する。

NearPointの参考価格は1ユーザーあたり1万円(ユーザー数やメールボックスの容量などにより異なる)。

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