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「クラウド間連携と独自製品を両輪に、2012年度は売上高10億円超えへ」--テラスカイの佐藤秀哉社長

2010年10月22日(金)

2005年設立のテラスカイは、Salesforceを対象にしたインテグレーション事業で急成長を遂げている。「クラウドインテグレータ」としてさらなる飛躍を目指す同社の佐藤社長に、事業戦略を聞いた。

2010年度はSalesforceの導入を中心にSI事業が躍進し、前年比200%に近い約5億円の売り上げを見込んでいる。最近は特に、SalesforceとAmazon EC2を連携させる案件が増えている。「大容量のデータ処理やイメージアーカイブといった用途には、CPUやディスク料金が割安なEC2やS3を使いたい」という先進企業は多い。今後、マイクロソフトのAzureを含めて、こうしたクラウド間連携へのニーズは確実に高まっていく。いち早く実績を積み上げ、「クラウドインテグレータ」の地位を他社に先駆けて確立したい。

好業績の一方で、課題もある。人員不足である。せっかく依頼されたが人手が足りず、断らざるを得なかったSI案件は少なくない。そこで2010年9月、エヌ・ティ・ティ・ソフトウェアと業務提携するとともに、同社からの資本参加を受けた。大手ベンダーと手を組んだことにより、これまで当社だけでは難しかった大規模案件の受注が可能になる。信用力が高まり、優秀な人材を採用しやすくなるというメリットも大きい。

SI事業だけでなく、製品開発・販売にも力を入れていく。現在、「DCSpider」や「SkyOnDemand」といった製品の売り上げは全体の15%にとどまっているが、この割合を3年後に50%まで引き上げたい。その牽引役と期待しているのが、9月に発表した「SkyEditor2」である。これは、Salesforceの画面をユーザー自身が自由にレイアウトするためのSaaS型ツールだ。テーブルやボタンといった部品をドラッグ&ドロップやウィザード形式で配置することで、画面を簡単に作成できる。プログラミング知識は必要ない。

SkyEditor2は、多くの企業にSalesforceを導入するなかで当社が培ってきたスキルの集大成である。国内だけでなく、海外を見ても同種のツールは見当たらない。ユーザー企業の反応はよく、すでに多くの引き合いがある。10月中に、数百ユーザー規模の商談がいくつかまとまりそうだ。

米国での販売も計画している。米セールスフォース・ドットコムのスタッフにSkyEditor2を見せたところ、即座に「英語版はいつ出るのか」と尋ねられた。日本と同様、米国企業でもSalesforceの画面を自由にカスタマイズしたいという潜在ニーズは高いと見ている。

SkyEditor2を皮切りに、製品群を順次拡充。SI事業と合わせて、2012年度には売上10億円超を達成することを目指す。(談)

写真 テラスカイの佐藤秀哉社長

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