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電通国際情報サービス、SAPユーザー向けBIテンプレートを拡充

2010年11月5日(金)IT Leaders編集部

電通国際情報サービス(ISID)は、SAPユーザー向けBI(ビジネスインテリジェンス)テンプレートのラインアップを拡充し、在庫・購買・販売データ分析に対応した「SPECTRE(スペクトル)SD/MMテンプレート」の提供を2010年11月4日より開始した。

同テンプレートは、従来分析システムの構築が困難とされていたSAP ERPの在庫・購買・販売データを、各種の切り口で高速に集計・分析できるようにして、最短3週間という短期間でBIシステムを構築し、SAPユーザーの業務効率向上と適切な経営判断を支援するというもの。価格は、SPECTRE SD/MMテンプレート 一式が200万円(税別、1サーバー/CPUあたり)。

ISIDでは、より効果的なSAPデータ活用を求めるユーザー企業の声に応えて、2010年5月に、会計BIテンプレート「SPECTRE FI/COテンプレート」を発売している。今回の「SPECTRE SD/MMテンプレート」では適用業務をさらに拡大し、SAP ERPのロジスティクス(在庫・購買・販売)機能に対応した(SDはSales and Distribution:販売管理、MMはMaterial Management:在庫購買管理)。

「SPECTRE SD/MMテンプレート」テンプレートは、ISIDが2006年に発表したSAPデータ連携フレームワーク「BusinessSPECTRE」のデータ転送機能とMicrosoft SQL Server のBI機能を用いてSAP ERPの在庫・購買・販売データを転送・統合・管理・分析・参照するための、パラメータやデータウェアハウス(DWH)構造、キューブの設定および60以上のレポート群から構成されている。同テンプレートの特徴は以下のとおり。

  • SAP ERPの在庫・購買・販売データは、さまざまな業種・業務に対応できるよう柔軟性の高い設計となっているため、分析に適した単純な形式に変換することは困難だったが、同テンプレートでは、複雑なSAPデータ形式を変換し、分析に最適な形式で汎用データベースに蓄積することにより、各種の切り口での集計・分析を高速に行えるようになっている。
  • 各データに対応した転送用パラメータやDWH構造、レポート群等があらかじめ用意されているため、従来は少なくとも4カ月以上必要とされていたBI構築が最短3週間で可能なほか、ユーザー企業独自の分析軸を追加する場合でも従来よりも低コストで対応可能。
  • 多彩なレポートに加え、クリックのみで操作できるところから、分析の専門知識がないユーザーでも十分に使いこなすことができる。SAP ERPに格納された大量の業務データを、各部門のユーザーが必要な形で手軽に参照できるようにすることで、過剰在庫や異常値の検出、販売動向の早期把握等が可能となり、業務効率の向上だけでなく適切で迅速な意思決定実行が期待できる。
  • 多くのSAPユーザーの要望を取り入れ、SAP ERPの標準機能では参照できない保管場所別在庫額等のレポートを多数提供している。

なお同社では、「SPECTRE SD/MMテンプレート」の製品発表セミナーを以下の日程で開催する。

  • 2010年11月17日(水) 15:00~  会場:ISID本社
  • 2010年11月18日(木) 15:00~  会場:ISID大阪オフィス

「SAPユーザ向けBIテンプレート BusinessSPECTRE SD/MMテンプレート 発表セミナー」
http://www.isid.co.jp/event/2010/spectre_11/

電通国際情報サービス
http://www.isid.co.jp/

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