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NEC、基幹業務サーバーACOSシリーズ「i-PX9000」の大型機「モデルA300」を発売

2010年11月5日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

日本電気(NEC)は、基幹業務サーバー ACOSシリーズ「i-PX9000」において、独自のCPU制御技術の採用により処理性能を同社の従来比で最大20%向上した新モデル「i-PX9000 モデル A300」を製品化し、2010年11月5日より販売開始した。

 NECは、基幹業務サーバー ACOSシリーズ「i-PX9000」において、独自のCPU制御技術の採用により処理性能を同社の従来比で最大20%向上した新モデル「i-PX9000 モデル A300」を製品化し、2010年11月5日より販売開始した。

 新製品は、ACOSシリーズ大型機「i-PX9000 モデル A200」の後継モデルであり、最下位機種の「i-PX9000 モデル A312」から最上位機種「同 A3PZ」まで計17機種をラインアップしている。新製品の特徴は以下のとおり。

  • 処理性能を向上
    複数CPUの同期をとり、装置全体として効率的な処理が行われるように制御する「マルチプロセッサ制御方式」を強化。それにより、複数CPUの処理性能をより効率的に引き出せるようになり、最大構成となる48個のCPUを搭載した場合、従来製品と比較して1.2倍の処理性能が可能になっている。
  • 省電力化
    ACOSシリーズ大型機として初めて、電気チャネルと光チャネルの2種類のI/Oプロセッサを統合した「統合I/Oプロセッサ」を搭載。それにより、消費電力を従来比で最大20%削減可能。
  • 新基本ソフトウェア(OS)「ACOS-4/MX」
    ACOSシリーズ中型機「i-PX9000 モデル S300」に続き、大型機にも「ACOS-4/MX」を、搭載。従来から提供していた、ACOS-4上の基幹データベースをオープンサーバーからダイレクトにアクセスする機能に加え、新たに、オープンサーバー上のデータベースをACOS-4からダイレクトにアクセスする機能を提供。それにより、データベースがACOS-4、オープンシステムのいずれにあってもシームレスなデータ処理が可能となった。

 「i-PX9000 モデル A300」のシステム価格(標準レンタル料金)は、ストレージ、仮想テープ装置の周辺装置を含む最小システム構成の場合で、月額1,170万円(税別)から。出荷開始は2010年12月24日を予定している。

 なお、「i-PX9000/A300」シリーズ共通の主な仕様は以下のとおり。

  • 最大記憶容量-32GB
  • 最大チャネル本数-電気:64、高速光ループ:116、LAN:64
  • 省エネ法(2011年度基準)に基づくエネルギー消費効率-17.8(G 区分)
  • 外形寸法(幅×奥行き×高さ)-CPU筐体:600(W)×1,040(D)×1,800(H)mm

「i-PX9000 モデル A300」
http://www.nec.co.jp/products/acosclub/
NEC
http://www.nec.co.jp/

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