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ブロケード、TRILL準拠のエッジ・スイッチ新製品、仮想サーバー環境を簡素化

2010年11月26日(金)

ブロケードコミュニケーションズシステムズは2010年11月26日、新技術として複数スイッチでクラスタを構成できるようにしたエッジ・スイッチ新製品「Brocade VDX 6720」を発表した。サーバー仮想化によって生じる管理の複雑さを簡素化するのが狙い。国内販売代理店を通じて11月15日に販売を開始した。参考価格は、米国で1万700ドルから。販売目標は、2011年1月(会計年度第1四半期末)までに2桁企業。開発会社は、米Brocade Communications Systems。

Brocade VDX 6720は、サーバー機やストレージを収容する、レイヤー2のエッジ・スイッチ。きょう体は、1Uの「VDX 6720-24」(16/24ポート)と、2Uの「VDX 6720-60」(40/50/60ポート)の2機種を用意した(ポート数はオンデマンド型ライセンスで拡張)。各ポートは、ロスレス転送を実現する10GbE DCB(Data Center Bridging)に準拠し、FCoE(FibreChannel over Ethernet)を利用できる。

最大の特徴は、新技術「VCS」(Virtual Cluster Switching)を搭載した点。VCSは、スイッチ間の接続リンク(経路)を有効活用する技術であり、任意の物理トポロジで接続した複数のスイッチをクラスタ化し、単一の論理スイッチとして利用できるようにする。スイッチの追加によってクラスタの規模を拡張でき、コア(L2/L3)とエッジ(L2)の2階層しかないシンプルなネットワークを実現できる。

VCSは、要素技術に、イーサネット冗長化手法の1つとしてIETFが標準化しているTRILL(TRansparent Interconnection of Lots of Links)を使う。TRILLとは、イーサネット・フレームをカプセル化して経路情報を付与し、L2でルーティングするというもの。既存技術のSTP(Spanning Tree Protocol)を代替し、経路の有効利用や管理負荷などの面で、STPが抱えていた課題を回避する。これにより、仮想サーバー環境の管理が簡素化する。

さらに、仮想サーバーを、ネットワーク設定情報を維持したまま、他の物理サーバーに移動できる。仮想サーバーのマイグレーション(移動)時に、仮想サーバーのポート設定(MACアドレス、所属VLAN、アクセス制御ポリシー、QoS情報、など)を追従させられる。これにより、ネットワーク情報を再設定することなく、移動前のネットワーク設定を引き継いで移動後の仮想サーバーを運用できる。

製品の強みについて、同社で代表取締役社長の青葉雅和氏は、FC(FibreChannel)での実績を挙げる。「(ロスレス転送やマルチパスなど)SANの技術で実現できていたことを、イーサネットに搭載する」(青葉氏)。さらに、サーバーからミドルウエア、ストレージまで、(垂直統合型ではなく)オープンに、標準技術ベースでどのような製品とも組み合わせられる点を強調する。

ブロケードコミュニケーションズシステムズで代表取締役社長を務める青葉雅和氏

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