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日本オラクル、負荷テスト・ツールに新版、SQL接続で直接DBMSをテスト可能に

2010年11月29日(月)

 日本オラクルは2010年11月29日、機能/負荷テスト・ツールの新版「Application Testing Suite 9.2」を販売開始した。新たに、Webアプリケーションに加えて、DBMSに直接接続し、DBMSに対する機能/負荷テストができるようになった。2011年1月18日に販売開始するオプション・ライセンス「Accelerator for Database」を適用することによって、DB接続が可能になる。価格は、最小構成(200仮想ユーザー付き)で322万9695円(税込)。

Application Testing Suiteは、情報システムの機能と性能をテストするツール。テスト担当者が作成したテスト・シナリオをツールが自動実行することによって、要求通りの機能を備えているかどうかを調べるほか、どれだけの負荷に耐えられるかどうかを調べる。負荷テストでは、テスト・スクリプト(擬似的なユーザー・アクセス)を同時に並列して実行し、同時接続ユーザー数を増やしていきながら、レスポンス(応答時間)などの性能を測定し、性能改善のための分析レポートを生成する。

今回の新版では、新たにDBMS(データベース・サーバー)に対して、機能/負荷テストを実施できるようにした(DBMSはOracle Databaseに限る)。これに対して、旧版では、画面フロントエンドにWebを利用したWebアプリケーションとOracle Formsアプリケーションのテストに限られていた。今回、DBMSに直接接続できるようになったことで、3回層Webシステム全体ではなく、ピンポイントにDBMSだけを詳細にテストできるようになった。

Oracle Databaseを直接テスト可能に

テスト・スクリプトに、DBMSに問い合わせるSQLクエリーやPL/SQLトリガーを登録し、実行できるようにした。ファイル経由で既存のSQL情報をインポート登録することもできる。例えば、Oracle Databaseのオプションとして用意されているテスト機能「Oracle Real Application Testing」(SQLワークロードを再現する機能や、SQL性能分析機能で構成)が生成したSQLキャプチャ・ファイルをインポートできる。

負荷テストの結果を分析する際には、DBクライアント(負荷テスト・ツール)側だけで分かる情報(SQLクエリーごとのレスポンスなど)に加えて、SGA/PGA領域の情報など、Oracle Database側で取得した稼働状況監視に基づく各種の性能情報を取得して利用する。CPU利用率やメモリー消費量、ディスクI/O回数など、DBMSの稼働状況が分かる。さらに、別途、アプリケーション稼働状況監視ソフト「Oracle Enterprise Manager」と連携させることで、より詳細な性能監視情報を取得できる。

Application Testing Suiteは、以下の3製品で構成するスイート製品。(1)「Oracle Functional Testing」は、機能テスト・ツール。(2)「Oracle Load Testing」は、負荷テスト・ツール。(3)「Oracle Test Manager」は、テスト工程管理ツール。稼働OSは、Windows XP/Vista/7、Windows Server 2003/2008。

今回のDBMS接続機能は、負荷テスト・ツールのOracle Load Testingに対する機能拡張となる。なお、Application Testing Suiteは、米Oracleが2008年に事業買収した米Empirixの「e-TEST suite」の名称を変更したもの。

価格(ライセンス)は、以下の通り。

負荷テスト・ツール「Oracle Load Testing」の場合、管理コンソールの「Load Testing Controller」が1CPUあたり76万900円(税別)、負荷をかける仮想ユーザー「Load Testing」が1人あたり1万900円(税別)。最小構成は200仮想ユーザー(税込みで308万7945円)。DBMS接続にはオプション・ライセンス「Load Testing Accelerator for Database」が必要。同オプションの価格は、1仮想ユーザーあたり2700円(税別)。

機能テスト・ツール「Oracle Functional Testing」は、1指名ユーザーあたり86万9600円(税別)。テスト工程管理ツール「Oracle Test Manager」は、1指名ユーザーあたり21万7400円(税別)。

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