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[新製品・サービス]

適切な意思決定にはデータ品質維持が不可欠、実務を効率化する製品・サービスが続々登場

Informatica Release 9/ASTERIA MDM One/Talend Open Studio

2010年12月2日(木)鳥越 武史(IT Leaders編集部)

データの品質を高めると共に、それを維持する取り組みが適切な意志決定には欠かせない―。国内でもデータマネジメントに取り組む企業が徐々に増えている。こうした動きを受け、2010年9月~11月に国内で関連ツールに関する発表が相次いだ。

[Informatica 9]複数データを“仮想的に”統合

インフォマティカ・ジャパンが2010年10月13日に国内提供を開始したデータマネジメント製品群の新版「Informatica Release 9(Informatica 9)」の目玉は、新たにラインナップに追加した、データを仮想的に統合する製品「Informatica Data Services」だ。

同製品は、種類の異なる複数のDBに格納しているデータに対し、単一のテーブルとして見える「仮想ビュー」からアクセスする機能を持つ。「利用者はデータの実際のありかを意識することなく、分析作業に専念できる」(米インフォマティカのクリス・ブアマン最高マーケティング責任者)。

このほか、データ統合ツール「Informatica PowerCenter」、データアクセスツール「同 Power Exchange」、データ品質管理ツール「同 Data Quality」もバージョンアップした。価格は個別見積もりで、Data Qualityの場合、最小構成で2000万〜3000万円。

[ASTERIA MDM One]マスター変更時の負荷を低減

インフォテリアは複数のシステムのマスターデータを一元管理するソフト「ASTERIA MDM One MI 1.3」と、マスターデータハブ製品「同 MH 1.3」の2つを2010年11月1日に出荷開始した。

MI 1.3の強化点は、マスターデータ間の従属関係を考慮した管理が可能になった点だ。あるマスターデータが変更された場合、それに依存する他のマスターデータを一括して変更できる。製造業の場合を例にとると、部品マスターの型番を変更した場合、その部品を使用する製品のマスターデータに該当項目があれば、変更を自動反映する、といった具合だ。

一方のMH 1.3は、仮想環境での動作が可能になった点がポイント。Cirtix XenServer、Hyper-V、VMWare ESX上での動作を可能にした。

[Talend Open Studio]OSSに有償サポートを提供

製品価格が一般的には数百〜数千万円と高価なデータマネジメント製品。そこに一石を投じるべく、無償のオープンソースソフト(OSS)として製品を提供するのが、仏Talendだ。同社はOSSの特徴を生かして開発コストを下げる一方、付加価値を付けたライセンス版を別途販売する“コマーシャル(商用)OSS”という戦略を採る。

同社製品のOSS版は無償で利用できるものの、「サポートがないことから二の足を踏む企業が少なくなかった」(Talend日本法人の岩崎 洋二代表取締役)。OSS版の機能で十分だが、サポートは欲しいという国内企業の声に応えて、同社日本法人は2010年9月21日、OSS版向けの有償サポートの提供を開始した。

ETL機能を中心としたOSSのデータ統合ツール「Talend Open Studio」向けに、システム導入のコンサルティングや、電話/メール/Webによるテクニカルサポート、トレーニングなど3種類のサポートサービスのメニューを用意した。利用料金は製品トレーニングの場合、1人1時間あたり6万3000円。データプロファイリングツール「Talend Open Profiler」など、他のOSSのサポートも順次用意する予定だ。 (鳥越)

表 各社の発表内容の主なポイント
ベンダー名(製品名) 発表内容の主なポイント
インフォマティカ・ジャパン(Informatica Release 9) 種類の異なる複数のDBに格納しているデータに対し、単一のテーブルとして見える「仮想ビュー」からアクセスする機能を持つ「Informatica Data Services」を提供
インフォテリア
(ASTERIA MDM One)
マスターデータを一元管理するソフト「ASTERIA MDM One MI 1.3」に、マスターデータ間の従属関係を考慮した管理機能を追加
Talend
(Talend Open Studio)
システム導入のコンサルティングや、電話/メール/Webによるテクニカルサポート、トレーニングなど3種類のサポートサービスのメニューを用意
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