[イベントレポート]

利活用されるシステムに向けて「超上流の視点」の工学が必要に

2010年12月8日(水)

システム開発プロジェクトを完遂する上で、工学的アプローチの意義を見直すべき時期が到来している。が、どう作るのかという工学にとらわれるのは危険である。今やらなければならないこと、ITを利活用すべきこと、ITを適用しない方がいいことなどを明確にする、さらに上流の視点における工学的アプローチが欠かせない。

要求分析を重視した設計手法と分析・設計方法論要求分析を重視した設計手法と分析・設計方法論」説明会の講演録。実践的ソフトウェア教育コンソーシアムに申し込めば手に入れることができる

10月末の某日、ある中央官庁のCIO補佐官から電話があった。「講演録を入手できたので、じっくり読ませていただいた。非常に興味深く読んだけれど、素朴な疑問があるんですよ」と言う。

その講演録というのは、実践的ソフトウェア教育コンソーシアム(P-sec、鶴保征城会長)が8月23日に開催した『要求分析を重視した設計手法と分析・設計方法論』説明会の講演とパネルディスカッションをまとめたものだ(当日の様子については前号の本コラム参照)。

CIO補佐官は、そのパネラーに筆者の名前を見つけて電話をくれたわけだった。

ソフトウェア工学、システム工学が今こそ重要で、特に複数のシステムが複雑に連携し合う現在は、全体最適の実現が絶対の要件だと思います。ニワトリと卵の関係で、どちらが先かは分かりませんが、国内ITサービス産業の質的転換も図らなければならない。でも、それは30年来の課題ですよね。重要性、必要性が訴えられてきたのに、今に至っても実践の場に適用されていない。なぜですか。

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