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サントリーグループ、業務システム基盤をプライベートクラウドに刷新

2010年12月17日(金)IT Leaders編集部

富士通は、サントリーグループのシステム開発・運用を担うサントリービジネスエキスパート、およびサンモアテックと共同で、サントリーグループにおける既存の業務システムが稼働するサーバーの約6割のシステム基盤をプライベートクラウドに刷新する大規模なプロジェクトを開始、第一弾として、一部業務のシステムを新規に構築したプライベートクラウド基盤に移行し、2010年12月16日より運用開始したことを発表した。

 ウイスキーやビール、清涼飲料・健康食品をはじめ、外食・花事業など多彩な事業を展開するサントリーグループは、2009年のホールディングス化に伴い、グループ全体のシステム開発・運用を担うことになったサントリービジネスエキスパートが、各社のさまざまなチャレンジに柔軟かつスピーディーに対応できるICT基盤を検討していたという。

 今回、サントリービジネスエキスパートは、富士通と共同で、ブレードサーバー「PRIMERGY BX900」上に、仮想化ソフトウェア「VMware」を搭載したプライベートクラウド環境を構築。そこに、既存環境で稼働しているWeb、アプリケーションなどのサーバーを移行するプロジェクトを、サントリーグループのITインフラ基盤を担う子会社のサンモアテックと共同で開始、第一弾として一部業務のシステムを移行し、12月16日より運用を開始した。

 それにより、プライベートクラウドへの移行対象となるサーバー台数は現行の約5分の1へと集約され、コスト面、運用・品質面でも向上が図られる。また、サーバーの電力消費量が削減されることにより、サントリーグループが推進するCO2削減などの環境経営にも寄与できる。

 サントリービジネスエキスパートは、同基盤を活用し、各社の新規業務や業務拡張などに伴うシステム対応を迅速に行って、グループ各社の経営スピードの加速やビジネスチャレンジによる競争力強化を支援していく。また、VMwareで同システムの利用状況を見える化するとともに、さらなるICTリソースの最適化を図っていく予定。
 富士通は、サントリーグループのプライベートクラウド基盤の稼働状況を見える化し、ピーク時を考慮した従来のICTリソースを最適化して、最小限のリソースでコストを抑えた運用を実現するための支援を行うとともに、保守を含めワンストップでサポートしていく。
 

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