[イベントレポート]

「何をIT化するか」が混迷する時代 ゼロベースの発想が求められる

2011年1月13日(木)

手続きごと、業務ごと、部門ごとの単位でシステムを構築するスタイルが馴染みにくい時代が到来している。その時に重要となるのは、ITの限界にも考えを巡らし、自社の将来の姿を見直す姿勢だ。顧客との関係性や経営資源の配置、市場開発力といった項目を視野に、「これまで」を断ち切ってゼロベースで発想する力が問われる。

年が改まったからというのが理由ではない。気分の問題であるかもしれない。今回は随筆風の雑談で始めよう。

筆者が子どもだったころ、「ふしぎな少年」という少年少女向けのテレビドラマがあった。超能力を持つ少年が「時間よ〜止まれ!」と念じると、すべてが一時停止になる。その間に事故や事件の原因を除去したり、謎を解決してしまったりするストーリーだ。その記憶がある筆者には、映画「時をかける少女」は主人公を女子高校生に置き換えた焼き直し版に見えたものだった。

ともあれ、〈時を止めることができたら〉〈時を元に戻せるなら〉と、誰しも一度は考えたことがあるのではないだろうか。そして間違いないのは、時は決して止まらないし、後戻りもしないということである。

2年前の秋に起こった政権交代が、21世紀初頭の日本という国にとってどのような意味を持ったのか─。その判断は“歴史”に委ねるほかないのだが、とはいえ同時進行で日々を生活している国民の1人として、現政権はあまりに期待はずれで、ふがいなく見える。大臣が地方講演で失言しようが国会審議の答弁に官僚が用意した虎の巻を使おうが、「やるべきこと」をやってくれれば…という感想を抱いている人は少なくないだろう。ただ、決して現政権を擁護するのでなく、一方に「やるべきこと」が何なのか、見えにくくなっているのも事実ではなかろうか。

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