[新製品・サービス]

NTTコム、企業向けVPNサービスを1本化した「Universal One」を4月開始

2011年1月19日(水)

NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は、新たにサービス体系をシンプル化した企業向けネットワーク・サービス「Universal One」を、2011年4月に提供開始する。これまで複数のサービスに分かれていた回線品目を統合し、同一サービスの枠内で、L2およびL3の接続回線を4種類の品質プランで提供する。ネットワーク構成によっては、既存のサービスよりも費用が安価になる。販売目標は、2011年度に50億円、2012年度に150億円。

Universal Oneは、企業向けのネットワーク接続サービス。回線種別として、広域イーサネット接続(L2接続)とIP-VPN接続(L3接続)を用意。回線契約だけで、異なる回線品目をまたがった拠点同士の接続や、NTTコムのクラウド基盤「BizCITY」との接続が可能。さらに、ユーザー企業の構内に設置する回線2重化装置を標準で提供し、メイン回線の故障時にバックアップ回線を利用できる。

4つの品質プランは、安価な順から以下の通り。(1)「ベストエフォート」(フレッツ網を使用、帯域の確保無し、稼働率99.99%以上)、(2)「バースト」(10%の帯域を確保し、インタフェース速度までバースト可、稼働率99.999%以上)、(3)「ギャランティ」(100%の帯域を確保、稼働率99.999%以上)、(4)「プレミアム」(100%の帯域を確保、稼働率99.9999%以上)。さらに、L2接続時のオプションとして、エンド・ツー・エンドで帯域を専有するオプションを用意した。

企業向けネットワーク・サービスのすべてを単一サービスとしてまとめたことで、サービス体系がシンプルになり、導入しやすくなった。具体的には、L2/L3を選び、品質プランを選び、回線速度(帯域)を選ぶだけで済む(必要に応じて、別途オプションを選択)。これに対して、従来は、回線品目ごとに分かれたサービスや、回線間の接続サービスなどを組み合わせる必要があった。NTTコムが提示したモデル・ケースでは、Universal Oneによって月額料金が従来比で約30%削減できる。

Universal Oneの主な価格体系(月額、税込)は、以下の通り。

L3接続時の価格は、以下の通り。(1)ベストエフォートは、1万6800円。(2)バーストは、100Mが31万5000円、10Mが9万4500円。(3)ギャランティは、100Mが73万5000円、10Mが27万3000円、1Mが8万4000円。(4)プレミアムは、100Mが132万3000円、10Mが48万3000円、1Mが14万7000円。

L2接続時の価格は、以下の通り。(1)ベストエフォートは、2万2890円。(2)バーストは、100Mが33万6000円、10Mが11万5500円。(3)ギャランティは、100Mが75万6000円、10Mが29万4000円、1Mが10万5000円。(4)プレミアムは、100Mが147万円、10Mが54万6000円、1Mが16万8000円。

なお、Universal Oneの提供後も、しばらくの間は、回線品目別に分かれた既存のネットワーク・サービス群を並売する。

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