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SAPジャパン、既存DBの完全な置き換えも視野に、インメモリーDB製品「HANA」を発表

2011年1月28日(金)栗原 雅(IT Leaders編集部)

SAPジャパンは2010年12月7日、インメモリー技術による高速データ処理アプライアンス「SAP High-Performance Analytic Appliance(SAP HANA)」を発表した。ERPやデータウエアハウス(DWH)のデータをメモリー上に展開し、分析などの処理を高速で実行する。福田譲バイスプレジデントは「単に速いだけでなく、その速さを前提にした従来にないアプリケーションを作り出していける」と意気込む。

今回発表したSAP HANA 1.0は、ERPやDWHの既存データベース(DB)を生かしたまま、トランザクションデータや分析用の集計データをHANAに取り込む形で利用する。2011年にリリース予定の1.5では、他社製品を含めDWHのデータを全件メモリー上で保持できるようにする。さらに2.0では、全件保持の対象をトランザクションデータに広げ、既存DBを完全にインメモリーDBに置き換える。

当初、日本IBMと日本ヒューレット・パッカードのサーバーに実装して提供する。価格は非公表。SAPジャパンは同社の既存顧客を中心に2011年度30社の採用を見込む。 (栗原)

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