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シナジーマーケティング、Force.com上のクラウド型マーケティングオートメーションシステム

2011年2月2日(水)IT Leaders編集部

シナジーマーケティングは2011年2月1日、セールスフォース・ドットコムが提供するクラウドコンピューティング・プラットフォーム「Force.com」上に構築した、マーケティングオートメーションシステム「Synergy!LEAD on Force.com」の提供開始を発表した。

両社は2010年10月に業務・資本提携を締結している。協業して最初のサービスとなる同システムはその第一歩であり、新しいマーケティング手法である「リードナーチャリング」を用い、マーケティングとセールスの部門を超えた価値共創を支援するというもの。「リードナーチャリング」とは、見込み客の育成プロセスのことで、展示会やWebで収集した見込み客をメルマガやセミナーなどで啓蒙・育成するマーケティングプロセスを指す。

今回発表の「Synergy!LEAD on Force.com」は、シナジーマーケティングが提供するマーケティング系システム「Synergy!」と、セールスフォース・ドットコムが提供する営業マネジメント系システム「Salesforce CRM」を統合するサービス。マーケティング活動による顧客開拓からリード(見込み客)の獲得、セールス対応までの課題を可視化でき、またリードの発生段階からROI(費用対効果)の評価基準となる情報が入手できるため、マーケティング業務の効率化と案件の成約精度の向上が期待できるという。すでに、データセンター事業を展開するビットアイルが採用を決定したとのこと。

同サービスの主な特徴は以下のとおり。

  1. 獲得したリードの「質」を可視化し、マーケティング部門とセールス部門の連携を強力にする「リードスコアリング機能」
    リードスコアリング機能では、営業活動の確度を示す指標として、獲得したリードを(1)デモグラフィックスコア、(2)アクティビティスコアの2つの視点でスコアリングする。それによりマーケティング担当者から営業担当者へ、見込み情報を付けた状態でリードを引き渡すことが可能になる。
  2. 確度の低いリードを効率的にフォローし、ナーチャリング活動を最大化させる「オートメーション機能」
    確度の低いリードに対して、マーケティング部門がシナリオを組んでナーチャリング(育成)することで、確度の高いリードを醸成し、セールス部門に引き渡すことで成約精度を向上させる。具体的には、資料請求日などの日時を起点に、一定期間セミナーやキャンペーン情報などをおりまぜたステップメールにより購買意欲を喚起し、確度が高くなったタイミングでセールス担当に引き渡すことで効果的な営業活動が可能になる。
  3. マーケティング指標と経営指標をリアルタイムに把握し、マーケティングROIを最適化する「リードプロセスマップ機能」
    リードの獲得から成約に至るまでのチャネルごと・プロセスごとの進捗や成約までのROIをリアルタイムで確認できる。そのため予算を投下すべきチャネルやタイミングなどが可視化され、マーケティング活動が最適化される。

価格(税込み)は、初期費用が29万4,000円、月額費用が15万7,500円。

なおSynergy!LEAD on Force.comを利用する場合は、同社が提供するSynergy!とセールスフォースが提供するSalesforce CRMの契約が必要となる。現在Synergy!を利用中の企業は、Synergy!からSynergy!LEAD on Force.comにアップグレードできる。

「Synergy!LEAD on Force.com」
http://lead.crmstyle.com/

シナジーマーケティング
http://www.synergy-marketing.co.jp/

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シナジーマーケティング / Force.com / マーケティング自動化 / Salesforce / SaaS / Synergy

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