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大分県エリアクラウド「豊の国IaaS」、サービス基盤として「Vblock 1」を採用

2011年2月17日(木)IT Leaders編集部

ネットワンシステムズは2011年2月16日、オーイーシー(OEC)が大分県内の自治体や民間企業等に向けて3月より提供開始を予定しているクラウドサービス(「豊の国IaaS」)の基盤として、「Virtual Computing Environment」(以下 VCE連合)を構成する、EMC、シスコ、ヴイエムウェアの3社が提供する仮想化・クラウド基盤パッケージである「Vblock 1」を受注したことを発表した。

「豊の国IaaS」とは、OECが管理運営するデータセンターを利用した、大分県内の自治体および民間企業等へ向けた行政業務システム等の基盤のためのIaaSの提供、ならびにそのIaaSを活用したOECの関連会社である大分県自治体共同アウトソーシングセンター(OLGO)からのSaaS提供を想定して、2011年3月のサービス開始を予定しているクラウドサービス。

このクラウド基盤構築に際して、OECより、主な要件として以下の点が挙げられた。

  • 仮想化したシステム間でのセキュリティの確保
  • 将来的な拡張要求に対して柔軟にハードウェアの増設が可能
  • 季節性需要や制度新設時などの一時的な需要への柔軟なリソース割り当てが可能
  • 各種サービス毎のマネジメントの簡素化、かつ、プロビジョニングの柔軟性の確保

ネットワンシステムズは、上記の要件を満たすプラットフォームとして、「Vblock 1」を提案。「Vblock」とは、EMC、シスコ、ヴイエムウェアの3社による、最適化された仮想化、ネットワーク、コンピューティング、ストレージ、セキュリティ、管理技術を結集した、完全に統合、試験、検証済みで、すぐに利用・拡大可能な仮想化・クラウド基盤パッケージ。中規模な仮想環境を集約する統合基盤パッケージで、シスコのUnified Computing System、Nexus 1000v、MDS、EMCのユニファイド・ストレージ「Celerra」、ヴイエムウェアのVMware vSphere 4、各社の管理ソフトウェアによって構成される。

ネットワンシステムズは、セキュアで利用しやすい接続ポリシーについて最適な接続構成を提案。障害時の保守についても、迅速に対応できる体制を敷き、今後のクラウドサービスの運用管理について、ネットワンシステムズのグループ会社エクシードのノウハウを提供することで支援することを提示。

これらのことからOECは豊の国IaaSのサービス基盤として「Vblock 1」を採用し、ネットワンシステムズを設計・構築・保守ベンダーとして選定した。

ネットワンシステムズ
http://www.netone.co.jp/

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