[事例ニュース]

松竹が業務システムをクラウドに移行、ほか

ニュースフラッシュ ユーザー事例編(2011年3月号)

2011年3月2日(水)IT Leaders編集部

1カ月間に発表された主要なユーザー事例を紹介する、ニュースフラッシュ ユーザー事例編。製造業や金融業、その他のユーザー企業の情報システム導入・構築事例から12個の事例を取り上げた。

シンクライアント

ジェーシービーがシンクライアントシステム整備

業務コスト削減のため、2008年度から中国・大連への業務移管を推進している同社。個人情報を扱うクレジットカード発行業務の移管に当たり、セキュリティの観点からシンクライアントの導入を決断した。米シトリックス・システムズのデスクトップ仮想化ソフト「Citrix XenDesktop」などを含む日立製作所の「セキュアクライアントソリューション」を採用した。 (2011/1/14)

セキュリティ

塩野義製薬、PCのウイルス対策強化

同社グループ全体のクライアントPCの更新期に合わせて、6000台のPCにKaspersky Labs Japanの企業向けウイルス・マルウェア対策ソフト「Kaspersky Work Space Security」を導入した。個々の端末のウイルス管理状況を管理センターで一元管理する仕組みを整え、セキュリティ対策を徹底させる。同社の情報システム子会社であるシオノギ総合サービスが、2010年4月に導入した。 (2011/1/18)

クラウドコンピューティング

松竹が業務システムをクラウドに移行

「作品データベースシステム」「在庫管理システム」「宣伝浸透度調査システム」の3つの業務システムが対象。これらのシステムを稼働するサーバーは長年の運用で老朽化しており、信頼性確保のため更新が急務だった。移行に当たってはハードウェア調達コストの低減や運用負荷の軽減を重視し、TISのクラウド基盤サービス「TIS Enterprise Ondemand Service」を採用した。 (2011/1/19)

マーケティング

ニッセンがマーケティング支援システム導入

カタログやダイレクトメールなど複数のマーケティング手法を組み合わせる同社。対象顧客のリスト作成やキャンペーンの設計、効果測定には専門スキルが必要で、属人化が課題となっていた。そこで顧客リスト抽出やキャンペーンの支援機能を持つSAS Institute Japanのマーケティング支援システム「SAS Campaign Management」を導入。2010年12月に本格稼働した。 (2011/1/19)

データベース

フォレストホールディングスがグループでDB統合

医薬品や医療機器の卸販売を中核とする企業グループの持株会社である同社が、日本オラクルのデータベースアプライアンス「Oracle Exadata」を導入した。同社グループでは、関連企業内の営業情報の集約やガバナンス徹底を目指し、各社のデータベースシステムの統合プロジェクトを進めており、Exadata導入はその一環。2010年12月に本格稼働している。 (2011/1/20)

業種システム

沖縄銀行が勘定系システム刷新へ

NECの金融機関向け勘定系パッケージ「BankingWeb21」を採用し、自社のデータセンターで運用する。災害時のシステム復旧を迅速化するため、取引データをNECのデータセンターに一定間隔でバックアップする仕組みも設ける。顧客データや取引データを分析するデータウェアハウスも構築し、営業力や新商品の開発力の底上げを図る。2014年前半の本格稼働を見込む。 (2011/1/21)

人事給与

セブン&アイHDがスーパー事業の人給システム刷新

同社傘下のヨークベニマルやヨークマートなど、食品スーパー事業会社の人事給与システムを、電通国際情報サービスのパッケージソフト「POSITIVE」に刷新・統合した。約4万人が利用する。ヨークベニマルとヨークマートは、業務効率化と人材の有効活用のために人事や財務などの本部機能や基幹システムの統合を進めており、その一環として実施した。2010年10月に本格稼働。 (2011/1/24)

業種システム

富国生命が保険給付金支払い・査定業務を効率化

同社が従来から運用している査定支援システムと契約管理システムを連携。査定時に、過去の支払履歴など手続きに必要なデータをシステムが自動参照することで、査定を自動化する仕組みを構築した。支払いの迅速化や査定業務の精度向上が狙い。日本ユニシスのワークフロー構築システム「Image Flow Foundation」を活用。2009年5月に構築を開始し、2011年1月に本格稼働した。 (2011/1/25)

仮想化技術

カブドットコム証券、サービス基盤の開発環境を仮想化

競争激化が進む中、新サービスを素早く稼働させることが不可欠。ヴイエムウェアの仮想化ソフトウェア「VMware vSphere」と、シスコシステムズのブレードサーバー「Cisco Unified Computing System」を利用し、開発環境を迅速に用意できる体制を整えた。構築はネットワンシステムズが担当。今後は開発環境だけでなく、金融取引サービスの基盤システムへの仮想化適用も目指す。 (2011/1/27)

クライアント

朝日生命がPC導入・運用をアウトソース

全国の営業スタッフが利用する1万7500台のクライアントPCについて、PCの導入や運用保守、モバイル通信などを含めた月額課金型のサービスである、富士通の「ワークプレイス-LCMサービス」を採用した。導入・運用を含めたトータルコストの削減が目的。併せて、全国約750拠点の営業所に設置しているカラープリンタを、2012年1月から順次リプレースする。 (2011/1/31)

ストレージ

大林組がデータバックアップ体制強化

同社は2009年に、IT基盤の運用体制見直しの一環としてストレージシステムの刷新に着手。それに伴い、バックアップ用のストレージの再整備が必要となった。バックアップ時間の短縮を図るため、データ転送量を削減できるEMCジャパンの重複排除ストレージ「Avamar」を採用した。従来は2時間近くかかっていたバックアップに必要な時間を、約20分に短縮したという。 (2011/2/1)

顧客関係管理(CRM)

三井住友海上が顧客対応システム刷新

カスタマーセンター業務支援システム「CONTACT-1」を2010年1月に本格稼働させた。新たに顧客対応データベース「コンタクト履歴共通管理システム」を構築し、保険契約内容の変更や保険金の支払いといった各部署の顧客対応の履歴を集約。さらに既存の顧客データベースと連携させることで、契約内容と顧客対応履歴を一元管理する。システムは日本IBMが構築した。 (2011/2/7)

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