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ワークスアプリケーションズ、「COMPANY」人事シリーズにAmazon EC2を利用したクラウド対応版を提供開始

2011年3月9日(水)IT Leaders編集部

ワークスアプリケーションズは2011年3月8日、パブリッククラウド環境「Amazon Elastic Compute Cloud(以下AmazonEC2)」上での運用に対応した、大手企業向け勤怠管理システム「COMPANY就労・プロジェクト管理」ならびに申請・ワークフローシステム「COMPANY Web Service」の提供を開始すると発表した。また、ハイブリッドクラウド対応版として、「COMPANY人事・給与」も機能強化する。

同社は、大手企業向け人事システムとして8年連続第1位のシェアを誇る「COMPANY」人事シリーズ製品を大幅に機能改良し、これまで大規模企業では実用化が難しいとされてきたパブリッククラウド対応版の提供を開始した。

パブリッククラウド対応版「COMPANY」が提供するメリットは以下のとおり。

  • 対象ユーザー1万人規模を想定した場合、物理サーバーでの運用と比較し、 3割強のハードウェア費用の削減が可能。
  • クラウドを活用することで、一定時にアクセスが集中する処理の負荷を分散し、安定的な運用を担保することが可能。
  • パッケージに関しては、従来と変わらず、ライセンスでの費用体系となるため、ハードウェア面でのコストを圧縮し、運用後のコストの削減、ならびにトータルコストの可視化が可能となる。

同社では約2年前より専任の開発部隊を設け、AmazonEC2上で稼働する基幹システムの実用化に向けて、研究開発を重ねてきた。その結果、従来よりパブリッククラウド上に人事データを保持する際に懸念されていたセキュリティ面に関しては、機密情報を保持し、人事業務担当者等限られた管理者のみが操作するバックオフィスシステムをオンプレミスで運用し、申請や勤怠管理等の全従業員が操作するフロントシステムをクラウドに乗せ、両者を連携させるいわゆる「ハイブリッドクラウド」の形態を取ることで、リスクを回避することが可能となった。

また、上記対応を行うにあたり、オンプレミス/クラウド間でのデータ連携や処理を従来の運用と同程度の速度で実行できるよう、アプリケーション側の品質改良を行い、全てのシステムをオンプレミスで稼働させる従来の形態とほぼ変わらない速度を維持した状態での運用を実現した。

さらに同社は、2011年3月2日に発表された、アマゾンウェブサービスアジアパシフィック地域2つ目の拠点である、「東京リージョン」における「COMPANY」シリーズの検証を2011年2月から先行して開始し、システム処理の速度改善や、より安定的な稼働を実証してきた。新たな環境にて機能を拡張するパブリッククラウドの研究を推進することで、ハード面における選択の幅を広げ、顧客の情報投資効率の向上を支援する。


ワークスアプリケーションズ
http://www.worksap.co.jp/

 

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