[技術解説]

技術解説3〜自動階層化 (Part 5)

2011年4月12日(火)

適材適所にデータを配置 性能とコストバランスを最適化 性能の異なるディスクが混在するストレージでは、データをどこに保存するかにより全体のパフォーマンスが左右される。 このデータ配置を自動化し、コストに見合った最適な性能を得る技術が「自動階層化」である。

コンピュータに用いられるメモリーやハードディスクドライブ(HDD)などのデバイスは、一般的に高速なものほど高価である。よほど性能を重視する業務システムでない限り、高速なデバイスばかりを大量に搭載するのはコスト面で採算が合わない。そのため、一般的な業務システムでは、少量の高速デバイスをいかに効率よく利用し、全体のパフォーマンスを引き上げるか、という点に注意を払いアーキテクチャを工夫している。

HDDにおいては、SASやSATAといったインタフェース規格の違いなどによりアクセス速度に差がある。SASではデータ転送速度が6Gbps(規格が2.0の場合)となるのに対し、SATAは3Gbps(規格が2.0の場合)となる(6GbpsとなるSATA 3.0規格のディスクも登場し始めている)。そのほか、データの転送方式や処理方法などの違いにより速度や信頼性が異なる。こうした性能差はもちろん価格に跳ね返る。

そこで、利用頻度の高いデータは少量だが高速なディスク、頻度の少ないデータは大容量だが低速なディスクといったように、異なる性能のディスクを組み合わせ、限られた予算内で最大限の性能を得られるようにする。これが階層化の基本コンセプトとなる。

ILMに基づく階層化の仕組み

ストレージの階層化は今に始まったわけではない。情報の作成から廃棄までのライフサイクルを管理する「ILM(Information Lifecycle Management)」では、すでにこうした考えを取り入れている。

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