[シリコンバレー最前線]

普及途上の過渡的現象か、SNSが十代の心に影響

2011年5月11日(水)

シリコンバレーの投資家から大きな期待を集めているSNS。今回は、そのSNSの社会的影響を取り上げる。当地におけるもう1つのホットな話題は、クラウド業界の再編成だ。

シリコンバレーでは今、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)分野へのベンチャーキャピタル(VC)投資が活発だ。前回お伝えした通り、Facebookはこれまでに総額23億4000万ドル、Twitterは同3億6000万ドルの投資を獲得した。この2社だけではない。表1に、シリコンバレーで起業している主なSNSへのVC投資をまとめた。

表1 主なSNS業者へのVC投資
表1 主なSNS業者へのVC投資(画像をクリックで拡大)

注目株は、NPOや慈善団体向け情報交換サイトのJumoである。「世界を変えよう」をスローガンに、クリス・ヒューズ氏(27歳)が2010年3月に創業した。同氏はハーバード大に在学中の2004年、ルームメイトのマーク・ザッカーバーグ氏らとFacebookを共同設立。さらには2008年の米大統領選において、オバマ陣営のインターネットキャンペーンを指揮し、同陣営を勝利に導いた人物である。同社の今後には大いに期待できる。

表1で挙げた以外にも、VC投資獲得を虎視眈々と狙う予備軍があまた控えている。米国の特許庁は2003年以来、約400件に上るSNS関連の特許を認可した。そして今なお、約7000件の特許申請が手付かずのまま。2010年に申請されたものだけでも、1200件あるという。

SNSの功罪

SNSはもはや、単なる“将来有望な投資先”ではない。すでに、社会に大きなインパクトを与えている。例えば、2011年2月のエジプトに端を発し、リビアへと連鎖した市民革命では、活動家同士の情報交換にFacebookとTwitterが大きな役割を果たした。日本で3月に発生した大震災の際にも、電話やメールといった通信手段が使えない中で、SNSを使って家族・知人の安否を確認したという人は多い。

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