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日本IBM、大規模ストレージを強化、業務(ボリューム)に優先度付け

2011年5月13日(金)

 日本IBMは2011年5月13日、ハイエンド・ストレージを機能強化し、ボリューム単位でアクセス性能の優先度を設定できるようにする追加機能「DS8000 I/O Priority Manager」を販売開始した。性能の要求が高い業務に対して、ストレージ性能を優先的に割り当てられる。2011年6月3日に出荷する。

 機能の名称は「DS8000 I/O Priority Manager」。ハイエンド・ストレージ「IBM System Storage DS8000シリーズ」向けのファームウエアとして提供する。同機能の価格は、容量1Tバイトあたり92万1400円(税別)。前提となるストレージの価格は、下位モデルのDS8700で、最小構成時(物理容量4.8Tバイト)に1億3659万8000(税別)。

 DS8000 I/O Priority Managerは、個々のボリュームに優先度を付けておくことで、優先度が高いボリュームに対して、ストレージの処理能力を優先的に分配する。優先度は4段階で設定できる。ボリュームごとに、高、中、低の3段階のラベルのいずれかを設定する。ラベルを設定していないボリュームは、最も優先度が低くなる。

 共有ストレージでは、ボリュームと業務がひも付く。ボリュームに優先度を設定することで、業務に優先度を付けることができる。つまり、業務の優先度に合わせてストレージ能力を分配できる。ボリュームのグループ化や、複数のボリュームの優先度を一括して変更するといった運用も可能である。

 今回、さらに、DS8000シリーズ向けの機能強化として、無償で利用可能な自動ILM(階層型ストレージ管理)機能「Easy Tier」を強化した。新たに、ハード・ディスク(高速版と低速版)だけでILMを利用できるようにした。以前は、半導体ドライブ(SSD)とハード・ディスクの混在環境でないと、同機能を利用できなかった。

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