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NECがJava APサーバー新版「WebOTX V8.4」、ESBでSalesforce連携可能に

2011年5月26日(木)IT Leaders編集部

NECは2011年5月25日、Javaアプリケーション・サーバー・ソフトの新版「WebOTX V8.4」を販売開始した。Salesforce連携やAPサーバーのデプロイ機能など、クラウド/仮想化環境との親和性を高めた。2011年6月13日に出荷する。価格は、最安価エディションで27万5000円(税別)など。販売目標は、今後3年間で6万システム。

 WebOTXは、NECが開発する、国産のJavaアプリケーション・サーバー・ソフト。企業向けJava仕様であるJ2EE(Java EE)規格に準拠し、Web連携機能(Servlet)と分散処理機能(EJB)、各種機能(フレームワーク)を提供する。用途別に全4種類のエディションを用意するほか、システム連携のためのESB(Enterprise Service Bus)ソフトやJavaバッチ処理ソフトを用意する。

 新版では、大きく3つの機能を強化した。

 (a)ESBソフト「WebOTX Enterprise Service Bus V8.4」を強化し、米Salesforce.comが運営するSaaS型CRMソフト「Salesforce」との連携機能を追加した。具体的には、専用のGUIツールを用いることで、プログラムを書くことなく、Salesforceへの検索/入力操作ができる。社内システムとサービス連携するためのデータ変換もESBが行う。

 (b)1台目の仮想サーバーにインストール/設定したWebOTXのイメージを、他のサーバーに複製する機能を追加した。これにより、新規のサーバーへのインストールの手間を削減できるほか、負荷に応じて稼働サーバー数を動的に増やすスケール・アウトを自動化できる。

 (c)Javaバッチ処理ソフト「WebOTX Batch Server Standard V8.4」を強化し、バッチ・ジョブの実行順序や実行先(実行場所)を最適化した。また、運用管理機能を強化し、メモリー使用量やバッチ実行時間の監視機能を追加したほか、システムを停止させることなく動的にバッチ・プログラムや設定を変更できるようにした。

 それぞれの価格(税別)は、以下の通り。(1)J2EEの基本機能を提供する「Express」が27万5000円。(2)障害復旧など信頼性を高めた「Foundation」が120万円から。(3)Javaに加えてC++やCOBOLが利用できる「Standard」が200万円から。(4)最上位に位置し、サーバー機のクラスタ構成が可能な「Enterprise」が450万円から。(5)ESBソフトは、350万円から。(6)Javaバッチ処理ソフトは、150万円から。

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