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[最前線]

限られた資源を最大限に活用し、投資対効果を引き出すマネジメント

2011年6月2日(木)

IT投資マネジメントのススメ IT投資の抑制傾向が強まる中、以前にも増して投資対効果が厳しく求められるようになってきている。 しかし、単純にIT投資のパイを減らすだけの戦略では、コスト削減を果たすのと引き換えに、得られる効果が縮小しかねない。 抑制一辺倒の戦略から抜け出し、限られた資源を効果が高いプロジェクトに投じるIT投資マネジメントが今こそ求められる。 「プログラムマネジメント」と「プロジェクトマネジメント」、「マネジント基盤」という大きく3つの観点から、 適切な資源配分や体制の整備など、IT投資で最大の成果を引き出すマネジメントの実践ポイントを解説する。 ※本記事はNTTデータ経営研究所発行の「情報未来No.36」(2010年7月号)の記事に一部加筆・編集して掲載しています。

1990年代後半、インターネットの普及に伴い電子メールやWebが浸透し、ERPやSCM(サプライチェーンマネジメント)、CRM(カスタマリレーションシップマネジメント)に代表される業務の電子化も進み始めた。当時を思い返すと、ITがもたらす効果が比較的に明解だったうえ、効果を享受できる確度も高かったゆえに、現在ほどシビアに投資対効果が取りざたされることは少なかったといえる。これに対して、生活のあらゆるシーンにITが浸透するようになった昨今は、ITの重要性が広く認知されると共に、以前に増して投資対効果を問われるケースが増えつつある。

一方、IT基盤の整備がひと通り行き届いた結果、さらなる情報化の方向性を見出すことが難しくなってきているのが最近の状況だろう。現在、企業における情報化の基本的な方向性は、大きく2通りあると考えられる。1つは、より一層高度なシステムを求めること。もう1つは、既存システムを維持・更新し続けることである。だが、いずれの方向に進んだとしても、投資に対する効果が見えづらくなってきているのが大方の実情といえる。

それに加えて、折からの不況によって先行きが不透明なままの景気の存在がある。IT投資そのものを抑制しようとする傾向が強まっていることから、IT投資をきちんとマネジメントするニーズや限られた資源を最大限に活用しようというニーズが強まっている。

そこで本稿では、IT投資のマネジメントを実施するにあたり必要となる要素を、「プログラムマネジメント」「プロジェクトマネジメント」「マネジント基盤」の3つに分類し、具体的な実施内容を順に考察していく。

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