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ユーザック、Webブラウザのロボット操作ソフトに新版、画像監視などを追加

2011年6月9日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ユーザックシステムは、Webブラウザの操作を自動化するソフト「Autoブラウザ名人」の新版(v3.5)を、2011年6月10日に出荷する。Web EDI取引など、Webブラウザの操作が必要な定型業務を自動化する。新版では、画像監視機能などを追加した。価格は、14万8000円(税別)から。

 ユーザックシステムの「Autoブラウザ名人」は、Webブラウザの操作を自動化するソフト。取引先と受発注データをやり取りするWeb EDI業務や、社内システムの申請業務など、実際にWebブラウザを使って操作する必要がある業務処理を省力化する。Windows XP以降の上でスタンドアロンで動作し、あたかも現実のユーザーが操作しているかのようにWebブラウザ(Internet Explorer 7/8/9)を制御する。

写真1 Autoブラウザ名人の画面
写真1:Autoブラウザ名人の画面
 

 Web(HTTP)のリスエストを発行するだけでなく、GUIアプリケーションであるWebブラウザそのものを実際に制御して動かす。自動実行スクリプトは、実際にWebブラウザを操作して、これを記録することで生成する。スクリプトは編集が可能で、条件分岐などのロジックも記述できる。Webアプリケーションのレスポンス負荷の計測も可能。プログラムの記述によって、Excelやデータベースなど外部アプリケーションと連携させられる。

 新版では、Web画面上に表示される動画や静止画を監視する機能を追加した。期待通りの画像が表示されているかどうかを判別できる。例えば、注文を受けると画像が変化するサイトなど、Webアプリケーションのロジック遷移に応じて画像が切り替わるケースにおいて、画像の変化を検知してアクションを起こせるようになる。

 新版ではまた、同社が販売するデータ変換ソフト「TranSpeed」と簡単に連携できるようにした。以前は、外部アプリケーションを呼び出したりデータを連携させたりするためには、スクリプトやプログラムを開発する必要があった。今回、Autoブラウザ名人側にTranSpeed連携機構を用意したことで、簡単に連携できるようにした。なお、TranSpeedは、ETL/EAIツール。データベースやファイル・データなど複数のデータ・ソース同士を、データの項目や形式を変換して連携させる。

 価格は、実行環境(スクリプトの実行)を目的とするStandard版が、10スクリプトまでで14万8000円(税別)、スクリプト数無制限で19万8000円(税別)。スクリプト開発用途の上位版「Enterprise版」が、80万円(税別)。

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