[事例ニュース]

ニュースフラッシュ ユーザー事例編(2011年7月号)

2011年6月30日(木)

1カ月間に発表された主要なユーザー事例を紹介する、ニュースフラッシュ ユーザー事例編。製造業や金融業、その他のユーザー企業の情報システム導入・構築事例から、12個の事例を取り上げた。

クラウドコンピューティング

神奈川県下11町村、基幹業務にSaaSを利用へ

財務会計システムと電子決裁システムを、NECの地方自治体業務向けSaaSである「GPRIME for SaaS」に移行する。11町村は従来、それぞれ独自にシステムを構築/運用してきたが、システムのトータルコスト削減のためにSaaSへの移行を選択した。第1弾として、寒川町など6町村で2011年10月から利用開始。他町村はシステム更改時期に合わせて順次利用開始する。 (2011/5/17)

業種システム

朝日信用金庫が店舗端末システム刷新へ

2001年1月から稼働する営業店の端末が更改時期を迎えるのに合わせ、営業力強化を目的に刷新する。外部機関のデータベースサービスや情報系システムなどからデータを取得する仕組みを整え、端末から顧客情報といった営業や取引に必要な情報にアクセス可能にする。日本ユニシスの営業店舗業務支援システム「BANK_FIT-NE」を採用し、2012年6月の稼働を目指す。 (2011/5/20)

コンプライアンス

保土谷化学工業が化学物質管理システム構築

化学物質に関する情報を一元管理する「化学物質総合管理システム」を構築した。化学物質の有害性への関心が世界的に高まるなか、製品の含有化学物質に関する顧客からの問い合わせが急増。管理体制の強化が急務だった。システムはSAPジャパンのコンプライアンス順守支援製品「SAP Environment, Health, and Safety Manage-ment」を採用し、アクセンチュアが構築した。 (2011/5/23)

クラウドコンピューティング

日本たばこ産業がプライベートクラウド構築

サーバーやストレージといったITインフラ環境を、各業務部門の利用量に応じて従量課金で提供するプライベートクラウド「インフラ共通基盤サービス」を構築し、利用開始した。日立製作所が構築と運用管理を担当。グループ全体でのシステムリソースの無駄の削減や、運用管理の負荷軽減が狙い。2014年までに、約100個あるシステムを同インフラ上に順次移行する。 (2011/5/24)

顧客関係管理(CRM)

全日本空輸、顧客管理システム刷新へ

過去20年間利用していた現行のシステムを刷新する。座席のアップグレードなどのサービスを利用頻度の高い特定顧客に提供することを可能にしたり、ダイヤ乱れに伴う代替フライトを端末のボタン操作で予約可能にするなどで、顧客満足度の向上を目指す。システムには、スペインのアマデウスが開発した顧客管理システム「Amadeus Altéa」を採用した。2015年までに刷新を完了する。 (2011/5/30)

ホスティング

日新製鋼、基幹システムのインフラを従量課金で利用

同社の堺製造所(堺市)で稼働していた生産管理などの基幹システムを、日本IBMのメインフレーム「IBM System z」のシステムリソースを従量課金で利用するサービス「シェアード・ホスティング・サービス」に2011年5月に移行した。ITコストの変動費化が目的。今後は呉製鉄所(呉市)に設置する災害対策用システムを、2012年前半を目処に同サービスに移行する。 (2011/5/30)

ファイルサーバー

ソニー損害保険がファイルサーバー管理を効率化

文書ファイルなどを保存するファイルサーバーはストレージ容量が頻繁に不足する状況にあった。従来は空き容量が逼迫する度に、管理者がユーザー部門に不要なファイルの削除を依頼していたが、負荷軽減のためにシステム導入を決断。更新が滞っているファイルや重複しているファイルを可視化する機能を持つ、ジャストシステムのファイルサーバー管理製品「GDMS」を採用した。 (2011/5/31)

ストレージ

プラザクリエイトがストレージ刷新

「パレットプラザ」などの店舗で提供する同社のオンラインプリントサービスでは、顧客の写真データの加工や消去といった処理が大量に発生する。注文が集中してデータが増加した際に処理速度を低下させないため、写真データを保管するストレージの見直しを決断。負荷分散機能などを持つアイシロン・システムズのNASストレージ製品を採用した。 (2011/6/2)

業種システム

神戸製鋼所、製造ライン管理システムを刷新

同社加古川製鉄所の製造ライン管理システムのうち、保守期限が迫る転炉(精錬施設の1つ)管理/制御システムを刷新した。日本ヒューレット・パッカードのハイエンドサーバー「HP Integrity NonStop サーバー」などでシステムを構築。Java言語を採用し、将来のOS移行などに備える。システムは神鋼エンジニアリング&メンテナンスや日本HPなどが構築し、2011年4月に稼働開始。 (2011/6/3)

クラウドコンピューティング

大和証券キャピタル・マーケッツがクラウド活用

システムインフラの運用負荷を抑えつつ、グローバルでの情報共有を推進するため、同社の営業情報共有システムをセールスフォース・ドットコムのPaaSである「Force.com」上に構築した。アナリストや機関投資家向けセールス担当者など、日本を含む8カ国約800人が利用する。システムはキヤノンITソリューションズが構築し、2011年3月に本格稼働。 (2011/6/6)

マスターデータ管理

エイチ・アイ・エスがデータ管理強化へ

データガバナンスの強化を狙い、インフォテリアのマスターデータハブ製品「ASTERIA MDM One MH」と、マスターデータ管理製品「同 MI」を採用。複数システムに分散するマスターデータを、ハブを介して同期したうえで一元管理する。将来的にはデータ管理責任者であるデータスチュワードを配置し、管理体制の強化を推し進める。システムは2011年8月に本格稼働。 (2011/6/8)

仮想化/ストレージ

大林組、仮想化技術などを採用しインフラ刷新

ヴイエムウェアの仮想化技術を採用し、仮想サーバーの標準構成をメニュー化。従来は1カ月半〜2カ月かかっていたサーバー提供までのリードタイムを半日に短縮するなどの効果が既に現れているという。併せてEMCジャパンのミッドレンジストレージ「EMC CLARiX」を導入し、OSやデータをすべてストレージに格納。クローニングなどによりデータの保全を図った。 (2011/6/8)

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