[製品サーベイ]

マルチベンダーのストレージを論理統合 資産の有効利用や運用負荷の軽減に生かす

2011年8月19日(金)

ストレージ仮想化製品 社内を見渡すと、性能や容量が異なる様々なベンダーのストレージが散在。運用に手間がかかる一方で、リソースの使用率はなかなか上がらない…。こんな悩みを解決する手段の1つとして注目を集めているのがストレージ仮想化製品だ。

企業が取り扱うデータ量は増加の一途をたどっている。それらを効果的に活用することはビジネス戦略上欠かせないが、一方ではデータの格納場所となるストレージの増加につながる側面もある。こうした中で、ストレージの運用負荷をいかに抑えるかは、IT部門にとって重要なテーマだ。

1つの対応策となり得るのがストレージ仮想化だ。大雑把に言えば、複数のストレージ装置を単一のストレージ装置のように見せかける技術である(図)。台数が増えても論理的に1台として扱えるので、運用は比較的シンプルに済む。同一ベンダーの製品を対象とした仮想化が先行していたが、ここにきて異なるベンダーのストレージを統合できる製品も選択肢が増えてきた。本稿では、マルチベンダー環境を視野に入れたストレージ仮想化製品の動向を見ていく。

なお、ストレージに関連する仮想化技術としては、物理容量より多くの領域を割り当てる「シンプロビジョニング」や、性能の異なる複数種のディスクをシームレスに扱う「自動階層化」などもある。ここでは、物理的なストレージ装置の違いを隠ぺいして論理的なストレージプールを形成する製品にスポットを当てる。

ブロックとファイル
両ストレージで仮想化が進展

ストレージは、格納時のデータ形式によって「ブロックストレージ」と「ファイルストレージ」に大別できる。RDBMSを用いた業務システムなどでは前者が使われ、オフィス文書やWebコンテンツ、動画といった非構造化データを扱う際には後者が使われる。実際のシステム形態に照らせば、SAN(Storage Area Network)はブロックストレージであり、NAS(Network Attached Storage)はファイルストレージである。これら2つの領域それぞれにおいて、マルチベンダー対応のストレージ仮想化製品が登場している。

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