CIOコンピタンス CIOコンピタンス記事一覧へ

[私の本棚]

Manufacturing Resource Planning: MRP II —ノバルティス ファーマ 沼英明氏が選ぶ1冊

2011年9月6日(火)

これさえ読んでおけば、グローバルリーダーとして自信を持って海外の人材と渡り合える。そんな2冊を紹介します。1冊めは、「Manufacturing Resource Planning: MRP II」です。1980年代初頭、当社は在庫適正化を目指して米UNIVACのUNISというパッケージを導入しました。今で言うERPの走りです。導入プロジェクト中、スイス・バーゼルの本社から応援に来てくれたメンバーに勧められて読んだのが本書です。以来、何度も読み返し、部下のコーチングにも活用しています。まさにバイブルですよ。

Manufacturing Resource Planning: MRP IIManufacturing Resource Planning: MRP II(洋書)
Oliver Wight
ISBN:978-0471132745
Wiley
5312円(参考価格)

MRP IIとは、Manufacturing Resource Planningの略。それまでのMRP(Material Requirement Planning)が資材計画にとどまっていたのに対して、MRP IIは人員や設備、資本をもリソースとして一元管理。より全体的なプランニングを可能にしようという考え方です。

著者は「世界は日々、変化するのが当たり前」と強調します。そうした変化を敏感に察知し、ビジネスシナリオの変更や改善につなげるために、ITの力を活用する。その通りだと思いますね。ITエンジニアは、自分の仕事がビジネスにどう貢献できるのかを考えるべき。システムではなく、「ビジネスプロセスを作っているんだ」という意識を持ってほしいです。

グローバルリーダーとして経営層ときちんと話せるようになるには、プロジェクトのROIをきちんと算出し説明する手法を身につけておくべきです。そのために必ず役立つと自信を持っておすすめできる1冊が、「Analysis for Financial Management」。ビジネスで発生する計画やリスクを分析する手法を、数々の応用事例とともに解説している良書です。経理担当者だけでなく、ビジネスを切り盛りしている人すべてを対象に書かれており、内容は極めて濃い。実はこれ、2000年にハーバードビジネススクールで研修を受けたときの教科書でした。

専門書ばかり読んでいるわけではありません。文芸作品では、浅田次郎さんの作品をよく読みます。浅田さんといえば「蒼穹の昴」や「中原の虹」といった歴史物の名手でもありますが、私は彼の書く娯楽作品が好きでね。

この記事の続きをお読みいただくには、
会員登録(無料)が必要です
登録済みの方はこちら

IT Leaders 雑誌版、電子版をご購読の方、会員登録済みの方は下記ボタンよりログインして続きをお読みください

初めての方はこちら

IT Leaders 会員になると
会員限定公開の記事を読むことができます
IT Leadersのメルマガを購読できます

バックナンバー
私の本棚一覧へ
関連記事

Manufacturing Resource Planning: MRP II —ノバルティス ファーマ 沼英明氏が選ぶ1冊 これさえ読んでおけば、グローバルリーダーとして自信を持って海外の人材と渡り合える。そんな2冊を紹介します。1冊めは、「Manufacturing Resource Planning: MRP II」です。1980年代初頭、当社は在庫適正化を目指して米UNIVACのUNISというパッケージを導入しました。今で言うERPの走りです。導入プロジェクト中、スイス・バーゼルの本社から応援に来てくれたメンバーに勧められて読んだのが本書です。以来、何度も読み返し、部下のコーチングにも活用しています。まさにバイブルですよ。

PAGE TOP