[市場動向]

レッドハット、米グラスターの買収でストレージ事業に本腰

2011年10月6日(木)

レッドハットは2011年10月5日、米国本社がオープンソースの分散ファイルストレージ構築ソフトウェア「GlusterFS」を開発する米グラスターを買収したことを発表し、同社のクラウド戦略を構成する重要な技術要素として、ストレージ領域に本腰を入れる姿勢を明らかにした。

GlusterFSは、複数台のIAサーバーに内蔵されたハードディスクを束ねて分散型のファイルストレージを構築するソフトウェア。各サーバーに内蔵されたハードディスクを活用するため、低コストにファイルストレージを利用することができる。

また、スケールアウト型の拡張が可能という特徴を持ち、GlusterFSで束ねられたサーバー群に新たなサーバーを追加することで、ディスク容量や処理能力を拡張することができる。さらに、ファイルを複数のチャンクに分け、それぞれのチャンクを異なるサーバーに保管することで、データの冗長性を確保する。

発表に際し、レッドハット 代表取締役社長 廣川裕司氏は、「OS、ミドルウェアに続く3つめの注力事業としてストレージに取り組む」と意気込みを語り、同社が進めるクラウド戦略の中でGlusterFSが重要な役割を担うと強調した。

一方、米レッドハットでシニアディレクターを務めるブライアン・チェ氏は、クラウド、ビッグデータ、仮想化といったトレンドを背景にストレージに求められる要件が大きく変化していることを指摘。「クラウド環境では従来とは異なるデータ管理手法が必要となり、ビッグデータに対応するにはスケールアウトが必須要件だ。また、増え続けている仮想マシンファイルの保管方法を効率化することも大きな課題となる」(チェ氏)とし、GlusterFSがこうした要件に応えられる機能/技術を備えているとアピールした。

米グラスターは2005年に設立されたベンチャー企業で、従業員数は約60人。米カリフォルニア州サニーベールに本社を置き、インドにも開発拠点を持つ。グローバルで150社以上の顧客を擁し、GlusterFSのコミュニティには2000人以上が参加している。

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