[事例ニュース]

ニュースフラッシュ ユーザー事例編(2011年11月号)

2011年11月2日(水)

1カ月間に発表された主要なユーザー事例を紹介する、ニュースフラッシュ ユーザー事例編。製造業や金融業、その他のユーザー企業の情報システム導入・構築事例から、12個の事例を取り上げた。

基幹システム

サミット、3つの基幹システムをSAP ERPで統合

従来、商品分野別に「グローサリー」「生鮮食品」「ファッション」の3つの基幹システムを運用してきたが、データ連携が不十分で経営情報を横断的に把握できないという問題を抱えていた。システムごとに個別最適化されていた仕入れや在庫の管理業務も見直し、「SAP ERP for Retail」に統合。データの一元管理体制を整えた。同社は2008年からマーチャンダイジングシステムの見直しに着手していた。 (2011/9/29)

データ連携

ANA、業務システムの共通連携基盤を構築

旅客管理や決済などを担う基幹業務システム間のデータ連携を標準化する「共通連携基盤」を構築した。システムの維持・改修コストを削減し、迅速なシステム変更を可能にするのが目的。すでに70種類の基幹業務システムが移行を完了している。構築はNECが担当。オラクルのESB製品「Oracle Service Bus」とNECのサーバー「NX7700iシリーズ」を採用した。 (2011/9/29)

ビッグデータ活用

リクルート、大規模データ処理基盤を本格導入

旅行や不動産情報など事業ごとに複数のWebサイトを展開する同社。ログなどの大規模データの処理基盤として2008年半ばからHadoopの検証を続けてきた。本格導入にあたり、EMCが独自技術を付加した「EMC Greenplum HD Enterprise Edition」(早期出荷版)を選択。Apache HadoopのAPIとの互換性を維持しつつ、管理機能や処理性能が強化されている点を評価した。 (2011/9/26)

BI

小岩井乳業、販売情報分析システムを刷新

従来からBIツールを利用していたが、操作の難しさによる利用率の低迷や、定型レポートの変更に時間もコストもかかることが課題となっていた。これらを解決することに加え、情報活用の高度化も視野に入れ、刷新を決断。スケーラビリティやハードウェア構成、管理工数などを基準に検討を行い、米クリックテック社のインメモリーBIツール「QlikView」を採用した。 (2011/9/22)

システム統合

エプソン3社、メール配信システムなどを統合

対象は、セイコーエプソン、エプソン販売、エプソンダイレクト3社のメール配信システムとアンケートシステム。個別に運用していた体制を改め、エプソン販売のサーバー刷新を機にグループでインフラを統合し、コスト削減を図った。個人情報を扱う上でのセキュリティ管理基準を徹底するため、エプソンダイレクトでの利用実績があった「WEB CAS」を採用した。 (2011/09/15)

クラウド/セキュリティ

アスミック、クラウドメールセキュリティを導入

映画配給を手掛けるアスミック・エース・エンターテインメントは、作品プロモーションなどで多数のメールアドレスを運用。スパムメールやウイルスメールへの対処が負担になっていた。既存のアプライアンス製品の保守期間満了を機にクラウドへの移行を決断。セキュリティのSLA保証と価格を評価し、シマンテック社の「Symantec Message Labs Email Security.cloud」を採用した。 (2011/9/29)

電子ブック

東映、社内資料共有に電子ブックサイトを活用

スターティアラボ社のSaaS型電子ブック作成ソフト「ActiBook SaaS」を利用してカタログやパンフレットを電子化。電子ブックサイト作成ソフト「ActiBook Manager 2」を用いて、社内資料の共有システムを構築した。ActiBook Manager 2が持つ会員管理機能を使って、担当地域など属性ごとに閲覧ポリシーを設定し、各社員がログインした際に適切な資料が表示される仕組みとしている。 (2011/9/20)

シンクライアント

北洋銀行、全職員のデスクトップ環境を仮想化

勘定系や情報系など用途ごとに存在する多数の専用端末を仮想デスクトップ上に集約。また、融資・相談業務や行内事務全般を行うための端末はシンクライアントに置き換える。シトリックス・システムズ・ジャパンのデスクトップ仮想化製品「Citrix XenDesktop」を使い、日立製作所が構築を担当する。2012年9月からの利用開始を予定しており、最終的には約5000台の規模になる。 (2011/9/26)

セキュリティ

ソフトバンクテレコム、DDoS攻撃対策を強化

インターネット接続サービスのオプションメニュー「DDoS検知・防御サービス」の機能強化を目的にRadware社の振る舞い検知型DoS防御装置「Radware DefensePro」を導入した。同メニューは、DDoS攻撃を検知、防御するためテレコム側のネットワークにセキュリティ製品を設置するもの。攻撃パターンの多様化や通信量の増加により検知精度と処理能力の向上が必要となった。 (2011/9/21)

クラウド/セキュリティ

大日本住友製薬、機密情報の共有にクラウドを活用

海外の拠点や子会社との間で機密情報をやりとりする機会が増加したため、情報漏えいリスクの回避手段の確立が急務となっていた。富士通のSaaS型情報共有サービス「tsCollaboration」をベースに構築した情報共有基盤は文書の暗号化や印刷制御、監査証跡管理などの機能を備える。富士通のデータセンターで運用されているため、データが国外に流出しない仕組みとなっている。 (2011/9/26)

オラクル

マツダ、オラクル製品を包括的に採用

システムの開発や保守の効率をグローバル規模で向上させることを目的として、日本オラクルの自動車業界向けソリューションを包括的に採用することを決定した。採用に先立つ製品選定では、標準プロセスがパッケージ内に組み込まれていることを重視。また、SOA手法の導入を念頭に置いて検討を進めた。対象は、業務アプリケーションからミドルウェア、データベース、Exadataまで多岐に及ぶ。 (2011/10/5)

クラウド

京大医学部附属病院、医療情報をクラウドに移行

これまで電子カルテやその周辺システムをPCやハンディターミナルで運用していたが、利用者の増加に伴い、情報漏えい対策が課題となっていた。2011年9月より本格運用を開始した新総合医療情報システム「KING5」はクラウドを基盤とし、ネットワーク経由で各種情報を閲覧する。端末に情報を残さないようにすることで、利便性を確保しつつ、セキュリティを向上させた。構築は日本IBMが担当した。 (2011/9/14)

関連記事

ニュースフラッシュ ユーザー事例編(2011年11月号) 1カ月間に発表された主要なユーザー事例を紹介する、ニュースフラッシュ ユーザー事例編。製造業や金融業、その他のユーザー企業の情報システム導入・構築事例から、12個の事例を取り上げた。

PAGE TOP