可能な限りプロセスをシンプルにしてビジネスルールを活用する BPMの目的は、ビジネスのスピードを上げることにある。その実装フェーズにおいて重要なのは、プロセスが複雑に絡み合った“スパゲティ状態”に陥らないようにすることだ。業務上の複雑な“判断”や“例外処理”をプロセスとして直接記述するのではなく、いつでも自由に変更可能なビジネスルールとして記述し、プロセスから呼び出せるようにすることが、 BPMの取り組みを成功させるためのポイントとなる。
誰のためのシステムなのかを明確にしてプロセス改革に臨む
梅野 昌彦 氏
BPMというキーワードから、何を思い浮かべるだろうか。おそらく、プロセスの自動化、ビジネス上でのボトルネックの検出、アプリケーションのサービス化、変化に迅速に対応可能な仕組みといったところではないだろうか。
もちろん、これらの答えが間違っているわけではない。ただし、これらは「何をするシステムなのか」という視点に基づいたBPMの
要件である。レッドハッドグローバルサービス本部のシニアソリューションアーキテクトである梅野昌彦氏は、「その前に“誰のためのシステムなのか”というポイントをしっかり押さえたうえで、ビジネスプロセスの改革に臨まなければなりません」と指摘した。
「BPMとは、プロセスオーナーがプロセスを改善することで、メンバーがスムーズに仕事をできるようにするための取り組みです。その目的は、ビジネスのスピードを上げることにあります」(梅野氏)
会員登録(無料)が必要です
-
-
-
Gemini搭載でGoogle CloudのAIプラットフォーム「Vertex AI」が大幅アップデート。企業の生成AI活用に不可欠なデータマネジメントとは
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
大型化、狭額縁化だけじゃないモニターの進化! “機能”と“信頼性”を両輪に差別化を推し進めるレノボの「ThinkVision」
-
WalkMeが2023年のデジタルアダプションアワードを発表。「えきねっと」におけるUX向上事例など、ユーザー間でノウハウを共有するイベントを開催
-
-
Lenovo Tech World Japan 2023 特別対談「レノボ×マイクロソフト」が語る生成AI活用の“現在地”と“近未来”
-
-
-
あらゆるユーザーにAI活用を!「Lenovo Tech World Japan」で提示される企業コンピューティングの近未来像とは?
-
-
-
-
-
-
-