CIOコンピタンス CIOコンピタンス記事一覧へ

[私の本棚]

右手に「論語」左手に「韓非子」—ソフトバンク 諸岡みどり氏が選ぶ1冊

2012年1月26日(木)

部下にはいろいろなタイプがいます。外敵に狙われるリスクを恐れず、水面上へ飛び出すトビウオがいる。リスクを回避しながら臨機応変に泳ぎ回る回遊魚もいる。さらには、上から落ちてくるエサをじっと待つ、個性たっぷりの深海魚も(笑)。おもしろいですよ。その一方で、1人ひとりからそれぞれ最大のパフォーマンスをどうやって引き出すかは悩みどころです。

右手に「論語」左手に「韓非子」右手に「論語」左手に「韓非子」
守屋 洋 著
ISBN:978-4827550252
角川マガジンズ
777円

リーダーシップを考えるうえで、私がよりどころとしているのは中国古典。なかでも韓非子の思想です。「右手に『論語』左手に『韓非子』」で、そのエッセンスを学べます。孔子が立脚するのは、人の本性は善であり、その本性を伸ばしていけば何事もうまくいく、という性善説。でも、どうもピンとこない。それだけでは部下を動かせないことのほうが多いですから。

そこで韓非子です。韓非子は性悪説を唱え、「人は利益で動く」と看破しました。ここで言う利益とは、必ずしもお金ではありません。利益とは、その人がほしいもの。知識だったり達成感だったりと、人それぞれです。「この人は何を求めているのか」を想像し、それを与えるようにすれば相手を動かせる。そう考えるようになって気持ちが楽になりました。

「なまけもののあなたがうまくいく57の法則」は、書店でふと目につき、購入しました。同書が説くのは、なまけものでなくなるための方法ではありません。“有能ななまけもの”になるためのノウハウです。読んでみると「あえて他人に流される」「『やればできる』はウソ」など、これまでの自己啓発本とはひと味違う法則ばかり。これらを実践すれば、より少ない労力で結果を出せるようになるというわけ。なりたいですねえ、有能ななまけもの(笑)。

ちなみに、本家のナマケモノって、ああ見えてなかなかの戦略家なんですよ。体温を上げるため、日中はじっと動かず眠り続ける。あまりにも動かないので、体毛にコケが生える。なんと、食料となる葉っぱが周囲にないときは、そのコケをつまみ取って食べるというんです。よくできていますよね。

この記事の続きをお読みいただくには、
会員登録(無料)が必要です
登録済みの方はこちら

IT Leaders 雑誌版、電子版をご購読の方、会員登録済みの方は下記ボタンよりログインして続きをお読みください

初めての方はこちら

IT Leaders 会員になると
会員限定公開の記事を読むことができます
IT Leadersのメルマガを購読できます

バックナンバー
私の本棚一覧へ
関連記事

右手に「論語」左手に「韓非子」—ソフトバンク 諸岡みどり氏が選ぶ1冊 部下にはいろいろなタイプがいます。外敵に狙われるリスクを恐れず、水面上へ飛び出すトビウオがいる。リスクを回避しながら臨機応変に泳ぎ回る回遊魚もいる。さらには、上から落ちてくるエサをじっと待つ、個性たっぷりの深海魚も(笑)。おもしろいですよ。その一方で、1人ひとりからそれぞれ最大のパフォーマンスをどうやって引き出すかは悩みどころです。

PAGE TOP