[技術解説]

HTML5を理解する PART 5

2012年4月17日(火)

Webアプリ用機能を強化オフライン対応や並列処理を可能に Webの標準技術として仕様策定中のHTML5は、Webアプリケーションを開発する上で有効な機能を多数備える。具体的にどんなアプリケーションを開発できるようになるのか。HTML5のメリット/デメリットとともにまとめた。

HTML5は、Web関連技術の標準化団体である「W3C(World Wide Web Consortium)」が策定するHTMLの最新の仕様である。1997年にバージョン4.0が、1999年にバージョン4.01が勧告されて以来の更新で、Webアプリケーションを開発するための仕様を整備している点が特徴だ。

HTMLはもともと、インターネットを介して文書を閲覧するために考えられた言語で、動的なアクションや複雑な操作を要するアプリケーションを想定していない。そのため現在のWebアプリケーションは、「Flash」や「Silverlight」などのRIA(Rich Internet Application)と呼ぶHTML以外の技術を用いたプラグインをブラウザにインストールし、動作に必要な機能を補完している。しかし、RIAを用いたWebアプリケーションの開発には、独自言語や専門的な技術者を必要とするケースが少なくない。スマートフォンやタブレット端末などの新興デバイスへの対応が不十分といった課題もある。

そこでW3Cは、RIAと同等の機能の仕様検討と標準化を目指している。HTML5は現在も仕様を策定中で、追加や変更があるもののブラウザの対応は順次進んでいる。Internet Explorer(IE)やFireFox、Chromeなどのほか、iPadやAndroid端末が搭載するブラウザが、多くの仕様をサポートする。これにより、特定のプラグインやブラウザ、デバイスに依存しないWebアプリケーションの利用が可能となる。

しかしHTML5の仕様変更に対し、ブラウザは追随して対応する必要がある。そのため現状は、各ブラウザが一律でHTML5のすべての機能に対応するのは難しく、ブラウザによって仕様の中で利用できるもの/できないものが混在しているので注意したい。

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