[技術解説]

RIA技術の最新動向 PART 6

2012年4月24日(火)

操作性やデザイン性を追求 画面サイズ最適化などモバイル向け機能強化も HTML5が注目される一方で、Webアプリケーションの操作性を高める技術として見直され始めているのが「RIA」である。RIAを取り巻く現状と、主要なRIA技術、開発環境をまとめた。折川 忠弘 (編集部)

デバイスやOSに依存しないWebアプリケーションを開発できることから、HTML5の動向を注視する企業が増えている。一方でPart5で触れたように、ブラウザごとに対応が異なるなどの理由から移行に踏み切れない企業がいるのも事実だ。そこで、Webアプリケーションを開発するための選択肢として改めて注目されているのが「RIA(Rich Internet Application)」である。「スマートデバイスの操作に慣れたユーザーが、社内システムの使いにくさに不満を漏らすケースが増えている。これまで軽視しがちだった社内システムのユーザーインタフェースに対しても、操作性を追求する動きが広まっている」(ガートナー ジャパン リサーチ部門 顧客関係管理(CRM)アプリケーション 主席アナリスト 川辺謙介氏)。

RIAは操作性やデザイン性に優れたWebアプリケーション、もしくはそれを開発するための技術を指す。HTMLを主体とするWebアプリケーションは一般的に操作しにくく、入力作業に時間がかかるなどの支障を来たしかねない。そこでRIAは、デスクトップにインストールしたアプリケーションのように、高い表現力と使いやすさを備えたWebアプリケーション開発を支援する。マウスポインタの動きに合わせて画面を切り替えたり、動画やアニメーションを取り入れたりといった動的な画面構築を可能にする。

技術ごとに異なる実行環境
HTML5との併用も視野に

RIAを利用するために必要な周辺環境を図6-1にまとめた。技術ごとに実行環境は異なるが、ブラウザに専用プラグインをインストールするのが一般的だ。一方で、Webアプリケーションとして開発したものをブラウザなしで利用できるように、専用の実行環境を提供するものもある。この場合、利用できるかどうかはOSに依存する。

図6-1 RIA技術を利用するための周辺環境
図6-1 RIA技術を利用するための周辺環境

開発環境も、技術に応じて独自ツールを提供するベンダーが大半である。ただし開発言語に関しては、JavaScriptなどの汎用的なものを採用し、特別な教育なしに習得できるよう配慮したツールが目立つ。

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