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ビッグデータの本質は“量”ではなく“質”にある

2012年4月25日(水)

米テラデータ 2012年最大のトピックになりつつある「ビッグデータ」。その本質を、この分野のエバンジェリストとして知られる米テラデータのスティーブン・ブロブストCTOに聞いた。

─ 最近のビッグデータを巡る議論には、やや疑問を感じる。大量のデータを扱うだけなら手段はこれまでも存在した。

ブロブスト :その指摘は正しい。ビッグデータは“インタラクションデータ”と言い換えられる。トランザクションデータが生まれる過程で発生する詳細なデータのことだ。オンラインショップを想像してほしい。これまで企業が注目してきたのは、商品名や個数、金額や割引率などの購入データ。しかし、アプリケーションのログには消費者が購入に至るまでの経緯が、クリック1つひとつのレベルで記録されている。そうした粒度の細かいデータを有効活用することがビッグデータの本質だ。

─ 「質」が重要、「量」ではない?

ブロブスト :その通り。ビッグデータ活用の真の課題はインタラクションデータの大部分が非リレーショナルデータだという点にある。従来と異なる多様なデータ構造を扱う技術が必要になる。それらを当社は買収によって揃えてきた。例えば、SQLを使ってMapReduceを操作する技術を持った米アスターデータの買収もその一環だ。

─ BIの活用すらままならない状況で今度はビッグデータだという。困惑するユーザーも少なくない。

ブロブスト:流行り言葉に惑わされず、獲得できるビジネス的な価値に注目すべきだ。コストとバリューなどの観点から施策を優先順位付けし、上位のものから取り組むと良いだろう。

─ 米国のビッグデータ活用の状況は?

ブロブスト:実際には普及期の一歩手前といったところだ。現在、ビッグデータを積極的に活用しているのは、テクノロジーをビジネスの糧とするWeb系の企業が中心で、それ以外の投資額は数千ドル。つまり調査会社のレポート購入費用だ(笑)。銀行や通信、流通など非技術系企業に浸透する必要がある。(インタビュー全文は/articles/-/9940を参照)

(聞き手は本誌編集長 田口 潤)

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