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日本IBMがPOWER7搭載サーバーにLinux専用機を追加

2012年4月25日(水)

日本IBMは2012年4月25日、POWER7プロセサを搭載するサーバー製品シリーズ「IBM Power Systems」のラインナップに、Linux専用サーバー「IBM PowerLinux 7R2(以下、PowerLinux)」を追加した。8コア32スレッド、3.3GHzのプロセサ2個に64GBメモリーを組み合わせる。最小構成価格は135万5700円(税別)。販売開始は2012年4月25日、出荷開始は2012年5月4日を予定する。

同製品が狙うのはLinux向けのx86サーバー市場。IDCの調査によれば、2011年の国内市場規模は730億円。Linuxの一般化やOSSの普及によって、今後も継続的な成長が見込まれている。Linuxを使って重要システムを構築する際の新たな選択肢としてPOWER7搭載マシンを売り込む。

市場を攻略する上で、最も重視したのが価格である。これまで同シリーズでは、TCOの面での優位性を訴えてきたが、初期コストの面でx86製品に見劣りしていた。そうした背景を踏まえ、新製品ではライバル製品と並ぶ価格設定とした。2012年3月に発表されたHP「DL380p Gen8」や、デル「Power Edge R720」と比較しても、性能面、価格面ともに優位に立っているという。

レッドハット社と提携してRed Hat Enterprise Linuxのライセンス料も同モデルのみ特別に引き下げた。「OSや仮想化の費用を合計した場合の比較でも、他社と戦える価格設定とした」(高橋信パワーシステム事業部長)。

機能面ではLinux向けアプリケーションとの相性の良さを前面に押し出す。例えば、商用データベースの代替として注目を集めるPostgreSQL。年内にリリースを予定する最新版9.2では、スケール性能を大幅に強化し、最大64スレッドまで性能向上する見込みだ。

これに合わせてPowerLinuxも64スレッド対応とした。PostgreSQLのサポートを手がけるSRA OSSとの共同実験で期待通りの性能が得られることも確認した。「最新版のPostgreSQLのパフォーマンスを最大限に活用できる」(新井真一郎エバンジェリスト)。なお、PowerLinuxを使ったシステムでは、PostgreSQLのサポート窓口もIBMが引き受ける。

PostgreSQL以外にもHadoopを使った実証実験なども手がける。「分散処理のボトルネックは必ずしもディスクI/Oだけとは限らない。x86サーバーを大量に並べるよりも、PowerLinux上に仮想マシンでクラスタリングした方が性能面でも運用面でも有利になる場合もある」(新井真一郎エバンジェリスト)という。

その他、SIerと連携して、HAクラスタリングや、エンタープライズサーチを使ったシステムを構築するソリューションも展開する。

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