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MapR、Hadoopでのリアルタイム分析が可能な「MapR 5.0」を正式発表

2015年9月7日(月)IT Leaders編集部

米MapR Technologiesの日本法人は2015年9月4日、「Apache Hadoop」ディストリビューションの「MapR」において、最新バージョンとなる「5.0」を正式に提供し始めたと発表した。リアルタイム性やセキュリティ、セルフサービス型のデータ検索などにおける機能拡張を図った。

 最新版の「MapR 5.0」の特徴は、ストレージやデータベース、検索インデックスを自動同期することで、リアルタイム処理に対応できること。Hadoopの最新バージョン「2.7」や「YARN(Yet-Another-Resource-Negotiator)」機能などに対応した。そのほか、総合的なセキュリティ監査機能やクエリーエンジン「Apache Drill」もサポートする。

 リアルタイム処理に対応するため、単一プラットフォーム上でビッグデータおよびファストデータを処理できるアーキテクチャーを採用した。MapR-DBテーブルレプリケーション機能で使用する、MapRのデータ転送フレームワークを拡張し、外部の処理エンジンにデータを送信してリアルタイムに同期できるようにした。現在対応する処理エンジンは「Elasticsearch」。カスタムコードを記述せずに、自動でテキスト検索用のインデックスと同期が図れる。

 YARN 2.7への対応を含め、Hadoop 2.7を追加した。YARNアプリケーションの新機能に対応することで、プラットフォームレベルでのローリングアップグレード機能を補完するほか、Dockerコンテナとの連携への対応を強化した。

 データガバナンスとセキュリティも高めた。JSON(JavaScript Object Notation)形式のログファイルを介して、すべてのデータへのアクセスについて包括的に監査し、レポートを作成したり検証したりできる。Apache Drillを使った迅速な分析も可能。認証や承認などのセキュリティ機能を強化できる。

 Drillビュー機能を含むDrill 1.xに対応した。ファイル内のデータに対しフィールド単位の安全なアクセスが可能で、特定の分析者に対し許可されたデータのみを分析できるようにする。分析者は、データ管理権を与えることで、自分のデータセットを他の分析者と共有できる。

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