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にんげんだもの 他2冊(セイコーエプソン 小坂 賢)
にんげんだもの相田みつを 著
ISBN:978-4579500420
文化出版局
1580円
「人を動かす」も、マインドが下向きのときに読む1冊です。プロジェクトの進捗が思わしくないとか、メンバーが思うように動いてくれないなど、マネジメントで行き詰まると手に取ります。この本は、相手を思い通りに動かすためのコミュニケーションについて、「聞き手にまわる」「相手を批判しない」といった具体的な手法を解説しています。70年以上前に書かれた本ですが、内容は全く古びていない。読むたびに、“聞くこと”の重要性と難しさを教えられます。
ちなみに、私にとって理想の上司は「鬼平犯科帳」の長谷川平蔵です。火付盗賊改方の長官として悪を厳しく断じる一方で、情には厚い。肝が据わっていて頼りになる。彼こそ、上司の鑑ですよ。
週に2回は書店に行き、目についた本を数冊買います。1年に10回ほどの海外出張時も、本は欠かせません。往復の飛行機で1冊ずつ、それにホテルで寝る前に読む分を合わせて、毎回5冊くらい買いこんでいきます。
読書の楽しみに目覚めたのは、中学3年生のとき。最初は受験勉強からの逃避でした。机に向かって何か読んでいれば、親は勉強していると思うでしょ(笑)。不純な動機でしたが、本を読む習慣が身に付いたのはそれからです。大学受験の前には、平井和正氏によるSF大長編「幻魔大戦」にハマりました。友人から「すごい本がある」と聞いて、読まずにいられなくなってね。1週間というもの、受験勉強そっちのけで読みふけりました。
おもしろそう、読みたい、と思うと我慢できない性分です。最近では、佐藤多佳子氏の「一瞬の風になれ」がそうでした。これは、陸上競技に打ち込む高校生が主人公の青春小説です。土曜日の昼間に書店で見かけて、全3巻のうち第1巻だけを試しに購入。帰宅して読み始めたら予想以上におもしろくて、すいすい読み終えました。そうすると、続きが気になって仕方がない。その日の夕方もう一度書店に行き、残りの2〜3巻を買いましたよ。結局、その週末で全巻読了してしまいました。
話題になった本には、できるだけ目を通すようにしています。ビジネス書も読みますよ。ただ、ビジネス書はどうしても仕事の延長として読んでしまう。純粋に読書を楽しめないところがあります。私が本に求めるのは、“非日常”。それもできれば、ハッピーエンドがいいですね。
人を動かす
- デール・カーネギー 著、山口博 訳
- ISBN:978-4422100517
- 創元社
- 1575円
鬼平犯科帳
- 池波正太郎 著
- ISBN:978-4167142537
- 文藝春秋
- 570円(第1巻)
小坂 賢 おさか・けん
セイコーエプソン生産力強化戦略本部
情報化推進部 部長
1987年にセイコーエプソンに入社以来、一貫してIT業務に携わっている。92年から英国やオランダ、フィリピンの拠点に勤務し、2003年に帰国。現在、社内のITを担うシステム部門において、50人の部下を率いるリーダーを務める。
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